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【建築】CAD初心者が最初にやるべき作業【一級建築士が解説】

2021/02/09

建築でCADを使うから勉強したいけど、何から始めればいいんだろう?

こんな疑問にお答えします。

この記事を読むメリット

  1. 建築のCAD初心者が最初にやるべき作業がわかる
  2. CADを学ぶのにおすすめの本がわかる
  3. CADを学ぶのにおすすめのセミナーがわかる

私のことを簡単に自己紹介すると、ゼネコンで10年ほど働いていて、一級建築士も持っています。

この記事はだいたい2分くらいで読めるので、サクッと見ていきましょう。

建築のCAD初心者が最初にやるべき作業

建築のCAD初心者が最初にやるべきことは3つです。

ポイント

  1. 建築のCADを買ってパソコンにインストール
  2. 既存の図面をCADで再現する
  3. わからない作業をセミナーや本で勉強する

とりあえずこの3つをすればなんとなくCADを使える気分になります。

建築のCADを買ってパソコンにインストール

まずは、CADを買ってパソコンにインストールしましょう。

理由は、当たり前かもしれませんがCADが無いとCADの練習すらできないからです。

CADはなんでもいいのかというと、働きたいところで使っているCADがいいでしょう。

良く分からなければとりあえずAutoCADかRevitを使えるようになってください。

AutoCADにはAutoCADとLTがありますが、LTの方が安くて機能が限定的です。詳しくはこちらの記事で解説しています。

AutoCADとAutoCADLTの選び方【違いは何?比較した】

RevitはBIMのソフトです。ArchiCADというのもBIMのソフトですが、Revitを使っている人が多い印象ですので、BIMを使えるようになりたいならとりあえずRevitを使えるといいでしょう。

こちらの記事でRevitとArchiCADを比較しているので、興味があれば読んでみてください。

【検証】BIMの人気ソフトRevitとArchiCADを比較

既存の図面をCADで再現する

次は、既存の図面をCADで再現してみましょう。

なぜなら、習うより慣れよという言葉がある通り、とりあえず操作してみた方が早いからです。

具体的には、既存の図面を写すことで、柱を書くときに矩形の使い方、壁を書くときの線の引き方、各所の寸法線の書き方などなど、図面の基本的なルールが学べます。

ですので、既存の図面をCADで再現しましょう。

そういうと、最初は本で操作方法を勉強した方が良いという人もいます。

本から勉強しなくていいの?

確かに本で勉強するのも良いでしょう。

ですが、あなたはCADの知識を得たいのではなくCADを操作できるようになりたいはずです。

CADを操作できるようになるには、操作の練習をするしかありません。

本でCADのことを勉強しても急にCADが操作できるようにはならないでしょう。

そのため、操作を習得するためにも既存の図面をCADで再現してください。

わからない作業をセミナーや本で勉強

とりあえず操作を始めると、わからない作業が出てきます。

わからない作業が出てきたときにはじめて、本やセミナーで勉強しましょう。

というのも、わからない作業が出てきてからの方が身になるからです。

わからない作業が出てから勉強した方が身になる

たとえば、ゲームをする時の攻略本を読むことを考えてみましょう。

攻略本をゲームを読む前に読んでも正直ほとんど覚えていないと思います。

ですが、ゲームで行き詰まった時に攻略本を読むと、明確に何をすれば良いかわかりますよね。

それと同じで、CADもわからない作業が出たときに自分で調べたりセミナーを受けたりすることで、何をどうすれば良いかがはっきりと理解できるのです。

ですので、わからない作業が出てきたらセミナーや本で勉強しましょう。


というわけで、ここまではCAD初心者が最初にやるべきことということで3つご紹介してきました。

もう一度復習しておくと、

ポイント

  1. 建築のCADを買ってパソコンにインストール
  2. 既存の図面をCADで再現する
  3. わからない作業をセミナーや本で勉強する

この3つを順番にやりましょう。

これを順番にやるとCADを学ぶセミナーや本が必要になります。

では、どんな本やセミナーを選べばいいのでしょうか。

CADを学ぶのにおすすめの本

ここではCADの使い方を学ぶのにおススメの本をいくつかご紹介します。

実践AutoCAD/AutoCAD LT 製図入門

AutoCAD全体の操作方法を網羅的に解説

この本は建築専門の本ではないので、AutoCAD全体の操作方法をわかりやすく解説してくれています。

JIS対応しているので、線の種類なども丁寧に説明されているので、図面のルールも学ぶことが可能です。

AutoCAD LTで学ぶ建築製図の基本

CADの使い方を建築製図を例に解説

建築製図を例にとっているので、CADの操作方法を平面図の書き方、断面図の書き方、立面図の書き方を例に学べます。

つまり、図面の書き方とCADの操作方法を同時に学べる便利な1冊です。

この本があれば一通りの建築製図に必要なCAD操作が全部学べるのでおすすめします。


ここまではCADを学ぶのにおススメの本をご紹介しました。

ここからはCAD向けのセミナーをご紹介します。




【お知らせ】
きくりんが一級建築士の学び直しの教科書を出版することになりました。
あなたが苦労して勉強してきた一級建築士試験が、少しでも楽に勉強できるようになると嬉しいです。

CADを学ぶのにおすすめのセミナー

CADを学ぶのにおススメのセミナーを紹介します。

正直言うと、有料のセミナーに行くならCADオペ用のスクールに少し通う方がコスパが良いと思っています。

なので、一応紹介しておきますが、セミナーは無料の方がいいと思います。

Autodesk公式AutoCADセミナー

無料登録でセミナーが見れる

公式なので安心ですね。無料なのもとても良いです。

どうも最近セミナーが見れないようです。2022/10/26追記

Autodesk 公式 AutoCADセミナー

AutoCAD基礎セミナー

セミナー会社がきっちり教えてくれる

有料ですが、ちゃんと時間を取って教えてくれるセミナーもあります。

個人的には有料のセミナーにいくならCADオペスクールに通った方が良いと思っています。

CADを本格的に学びたいならCADオペスクールに通う

CADを本格的に学ぼうと思うならCAD通いましょう。

CADオペレータ向けに操作方法から便利なショートカット技まで教えてくれるので、結果的に時短になります。

月3000円から勉強できますし、オンラインでも学べます。

オンライン説明会や電話相談会は無料でしてもらえるので、とりあえず無料分は聞いてみるのをおすすめします。

AutoCADの単科講座や建築製図の基本講座など、自分に合いそうなものを相談して選んでください。

ヒューマンアカデミーのCAD講座



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まとめ

この記事では、「建築でCADを使うから勉強したいけど、何から始めればいいんだろう?」

こんな疑問にお答えしました。

まとめると、とりあえずCADを買ってパソコンにインストールし、操作してみましょう。操作してわからなかったら勉強をすると、コスパ良く学べます。

この記事を参考に、CADを操作できるようになりましょう。

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