こんな疑問にお答えします。
この記事を読むメリット
- 環境・設備で頻出の計算問題が何かわかる
- 頻出の計算問題がどのように形を変えて出題されるかがわかる
私のことを簡単に自己紹介すると、ゼネコンで10年ほど働いていて、一級建築士も持っています。
この記事はだいたい1分くらいで読めるので、サクッと見ていきましょう。
環境・設備で頻出の計算問題4選
一級建築士の環境・設備で良く出る計算問題は主に4種類あります。
換気量と換気回数・自然換気量・照度・熱貫流率の4つです。
機械換気の換気量と換気回数の計算
この問題は2019年の一級建築士の環境・設備で出題された問題です。
換気回数から湿度を求める計算になります。
計算自体はさほど難しくありませんが、公式を覚えていないと全く解けません。
この手の問題は、数字が変わることはもちろんありますが、湿度ではなく二酸化炭素濃度をもとめたり、ほこりの量を求めたりとバージョンが変わって出題されます。
やってることは同じなので、計算の流れを覚えて解けるようになりましょう。
実務だとシックハウスにならないように換気回数を決定したり、保健所に提出する書類で使ったりと、それなりに使います。
詳しい計算方法は次の記事で解説していますので、興味があればのぞいてみてください。
自然換気量の計算
この問題は2019年の一級建築士の環境・設備で出題された、自然換気量に関する過去問です。
自然換気量の問題は公式を覚えることはもちろんですが、どんなものに比例しているのか、どんなものに反比例しているのかなどを把握することが大切になります。
この問題も正確な値を計算させるというよりは、与えられた数値がどんな割合で変化しているかを比較する問題です。
公式を覚えていれば瞬殺できます。
自然換気量の公式は3種類あるので覚えるのが大変かもしれません。
ですが、ちょくちょく出る問題なので覚える価値はあります。
詳しい計算式や解き方は次の記事で解説してますので、興味のある方はご覧ください。
水平面の照度計算
この問題は2019年一級建築士の環境・設備で出題された照度の計算問題です。
照度の計算問題はこの問題が解ければ、どんな出題のされ方をしてもまず問題無く解けます。
ですのでこの問題をくり返し解いて解き方を覚えましょう。
細かい計算の仕方はこの記事に書いてあります。
熱損失や熱貫流率と結露の計算
この問題は2017年に一級建築士の環境・設備で出題された過去問です。
熱損失や熱貫流率、結露に関する計算問題は2、3年に一度は出題されています。
この問題では細かい計算を必要としていないので、感覚的に理解していれば解けましたが、計算させる問題が出ると計算量が多くて絶望的にめんどくさいです。
熱貫流率の公式がめんどくさいのであまり計算までさせる問題は出にくいですが、結露の計算などもたまに出るので油断は禁物です。
詳しい公式や解答例は次の記事で解説してますので、興味があれば見てみてください。
まとめ
この記事では、「一級建築士で環境や設備の計算問題が出るんだけど、正直どれくらい覚えなきゃいけないのかもよくわかんなくて困る。」
こんな疑問にお答えしました。
まとめると、一級建築士の環境・設備で覚えるべき計算問題は4種類です。計算の流れと公式をおぼえましょう。
この記事を参考に、素敵な室内環境計算ライフをお過ごしください。