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数学が苦手でも建築士になれる【設計は分業制】

2019/07/10

『建築士になりたいけど計算できないとダメだよね?』

『数学が苦手でも設計ってできるのかな?』

と悩んでいませんか?

この記事では、一級建築士や二級建築士になりたい方に向けて、なぜ数学が苦手でも建築士になれるのか、どうやって建築士になるのかをご紹介します。

この記事を読むメリット

  • なぜ数学が苦手でも建築士になれるのかがわかる
  • 建築士のなり方がわかる

記事の信頼性として、自己紹介を簡単にします。

私は建築学科の大学院を出ており、ゼネコンで10年ほど働いています。

一級建築士も取りました。

なので、この記事の信頼性はあると思います。

それでは、ご覧ください。

数学が苦手でも建築士になれるのか

結論からいうと、数学が苦手でも建築士になれます。

なぜなら、設計は分業制だからです。

設計は分業制。計算が少ないのは意匠設計

設計には意匠設計、構造設計、設備設計の3つがあります。

構造設計と設備設計は多くの計算をしなければいけませんが、意匠設計はそうでもありません。

意匠設計はデザイナーの側面が強く、構造や設備の知識がある程度あれば、十分設計できます。

意匠設計でも最低限の計算は必要

一方で、意匠設計も計算しないといけない、という意見もあります。

確かにその通りで、面積の計算、手すりの強度計算、外装の風荷重に対する強度計算は、意匠設計がすることになるでしょう。

他にも、建物の高さが基準内に入っているか、といった法律上の計算もします。

ただ、構造設計や設備設計の計算に比べたら遥かに楽で、検討作業も少ないです。

中学レベルの数学ができないとさすがに厳しいですが、複雑な計算はほとんど無いので大丈夫です。

それでも無理だったら、計算が得意な人に外注すれば良いので、問題ないです。

ただ、外注したとしてもチェックは自分でしないといけないので、最低限の計算スキルは必要です。

繰り返しますが、数学が苦手でも建築士になれまし、設計もできます。

ただ、計算をすることはあるので、できた方が良いです。

どうやって建築士になるのか

ではどうしたら建築士になれるかというと、あたりまえですが、建築士の試験を受験して合格したら建築士になれます。

建築士の受験資格は大きく2つあり、建築学科卒業と実務経験です。

ですので、実務経験を重ねるか専門学校などに通って建築学科を卒業することで、建築士の受験資格がえられます。

具体的な例を出すと、建築学科を卒業してない場合は、実務経験7年で二級建築士の受験資格がえられます。

一級建築士は、二級建築士になってから最短で4年でなれます。

なので、建築学科を出てない場合は最短で11年で建築士になれます。

そういうと、7年や11年も待ってられないという意見があると思います。

実際7年も耐えないといけないのは萎えます。

ですが、専門学校や建築学科に通えば、卒業後すぐに一級建築士を受けることも可能です。

一級建築士の受験資格についてもっと知りたい方はこちらを見てみてください。

法改正により、一級建築士は建築学科を卒業すれば、実務経験無しで受験できるようになりました。

学校の時間を含めても、最短で2年で建築士を受験できます。

再度いいますが、実務経験か専門学校を卒業すれば、建築士の試験を受けることができます。

長い実務経験が面倒であれば、専門学校に通って受験資格をゲットしましょう。




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まとめ

『建築士になりたいけど計算できないとダメだよね?』『数学が苦手でも設計ってできるのかな?』と悩んでいて、一級建築士や二級建築士になりたい方に向けて、なぜ数学が苦手でも建築士になれるのか、どうやって建築士になるのかをご紹介しました。

数学が苦手でも建築士になって設計はできます。

設計は分業制で、計算が苦手な人もデザインをやる意匠設計をやれば良いからです。

参考にして、数学が苦手だからといって建築士になるのを諦めないで、勉強してもらえたら嬉しいです。

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