構造力学って苦手だな。一級建築士も二級建築士も学科試験で出題されるし、良い対策ってないのかな?
こんな疑問にお答えします。
この記事を読むメリット
- 構造力学が苦手な原因がわかる
- 構造力学を得点源にできる対策方法がわかる
- 実践すれば構造が得点できるようになる
私のことを簡単に自己紹介すると、ゼネコンで10年ほど働いていて、一級建築士も持っています。
この記事はだいたい2分くらいで読めるので、サクッと見ていきましょう。
構造力学を得点源にする対策と苦手な人の原因
構造力学が苦手な人は、4つに分類されます。
ポイント
- 何が苦手かわかっていない
- 暗記すべき公式を暗記していない
- 解き方を覚えていない
- 実際に問題を解いた経験が少ない
この4つをクリアすれば、構造力学は得点源になります。
それでは、順番に説明していきましょう。
何が苦手なのかを把握する
まず最初の壁は、「何が苦手なのかを把握する」ことです。
なぜなら、多くの人が苦手な原因として「何が苦手なのかわかっていない」状態にいるからです。
具体的な例をいうと、問題を解こうとするのですが、何から始めればいいのかわからないので、何もできません。
料理に例えるなら、オムライスを作りたいけど、レシピを知らないから材料すら買えない状態です。
なので、まずは全体像を把握し、何が苦手なのかを把握しましょう。
では、具体的にどうすれば全体像を把握できるのかと言うと、次のことをチェックしてください。
ポイント
- 公式を覚えているか
- 解き方を覚えているか
この2つがわかれば、問題を解く練習をすればとりあえずはなんとかなります。
この2つがわからないと、どうあがいても得点できませんので、頑張りましょう。
暗記すべきことを暗記する
大切なのは暗記すべきことを暗記することです。
なぜなら、暗記していないとそもそも問題を解けないからです。
具体的にいうならば、公式は当然暗記しなければいけませんし、単純梁の集中荷重のときのモーメントなど、当たり前に覚えてないといけません。
覚えておくべきことは、最低限はこちらです。
ポイント
- たわみとたわみ角の公式
- 水平剛性の公式
- 断面2次モーメントの公式
- 断面係数の公式
- 重心の公式
- オイラーの定理や座屈荷重の公式
たわみとたわみ角の公式
水平剛性の公式
断面係数と断面2次モーメントの公式
重心の公式
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オイラーの座屈荷重の公式
他にも断面2次半径や固有周期など覚えておいたほうが良いものはありますが、まずはこれらを覚えておきましょう。
そうはいっても覚えるのが苦手
そう思うかもしれません。
実際、構造力学が苦手な人は、公式を覚えていません。
逆に言えば、公式を覚えてさえしまえば、案外なんとかなるのです。
確実に覚えましょう。
そんなこと言われても覚えられない。効率の良い覚え方を知りたい
そんなこと言われても覚えられない。効率の良い覚え方を知りたい
覚え方は人によって向き不向きがありますが、いろいろ試してみるとよいでしょう。
例えば、語呂で覚える、問題を解きながら覚える、繰り返し公式を書きまくる、声に出して覚える、などなどあります。
とにかく覚えられればなんでもOKです。
解き方を覚える
次に覚えないといけないのは、問題の解き方です。
なぜなら、解き方を覚えることで公式の使い方がわかり、問題が解けるようになるからです。
具体的にいうと、固有周期を求める問題では断面2次モーメントを計算することがありますが、公式を覚えて断面2次モーメントを計算するだけでは問題は解けません。
ですので、例題を使って問題の解き方を覚えましょう。
実際に解く
問題の解き方を覚えたら、実際に問題を解いていきましょう。
理由は、実際に繰り返し解くことで、解き方を体で覚えるためです。
具体的には、同じ問題を7回解くと、解き方が体に染み込みます。
ですので、実際に問題を解いて、覚えた解き方をちゃんと実践できるようになりましょう。
まとめ
この記事では、「構造力学って苦手だな。一級建築士も二級建築士も学科試験で出題されるし、良い対策ってないのかな?」
こんな疑問にお答えしました。
まとめると、
ポイント
- 何が苦手かわかっていない
- 暗記すべき公式を暗記していない
- 解き方を覚えていない
- 実際に問題を解いた経験が少ない
上記4点のどれかでつまづいているので、1から順番にクリアしていきましょう。
この記事を参考に、一級建築士の構造力学が苦手という意識を断ち切りしましょう。