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建築の手書き断面パースの書き方【一点透視図法で見せる】

2020/02/14

パースの書き方がわからないな

断面図を使っていい感じにできないの?

こんな疑問にお答えします。

この記事を読むメリットは

  • 断面パースの書き方がわかる
  • とりあえずこの通り書けば断面パースができあがる

断面パースを手書きで書くのに最初に用意しておくものはこちらです。

  • 断面図
  • 平面図
  • 展開図(あれば)
  • 方眼用紙
  • シャーペン
  • 黒ペン
  • 色鉛筆(必要に応じて)

3分くらいで読めるので、サクッと見ていきましょう。

断面図を使った建築のパースはこの順番で書け!

断面パースは、次の順番で書くときれいに書けます。

  1. 断面図を書く
  2. 消失点を決めて補助線を書く
  3. 奥行きの深さを決めて床と壁、天井の際を書く
  4. 階段や家具を書く
  5. 見えがかり、床仕上げなどを書いてペンいれ

それでは1番から順に見ていきましょう。

断面図を書く

建築技術教育普及センター

最初に断面図を描きます。

なぜなら断面パースは断面図を使った方が圧倒的に効率が良いからです。

具体的には、二級建築士の断面図があるのでこちらで解説しましょう。

この断面図を使って必要な要素だけ抜き出して書きます。

構造体や仕上げ部は基本的に書き、仕上げ下地は用途に合わせて書くか決めましょう。

そういうと、下地は書かなくて良いの?と思うかもしれません。

結論をいうと、表現したいものによります。内装のデザインを見せたいなら書く必要はありません。

一方で天井裏のスペースを見せたいなら天井下地を書く必要がありますし、設備配管も必要でしょう。

何を伝えたいのかで書く内容を決めてください。

消失点を1つ決めて補助線を書く

次に消失点を1つ決めて補助線を書きます。

理由は、断面パースは一点透視図法で書くので消失点を決めないと立体感が出せないためです。

具体的には、消失点を見せたい部屋から決めます。その消失点から各断面の折れ曲がり点や交点に放射状の補助線を書きます。

この補助線が後の天井や床、壁の際の線です。

そういうと補助線なしで書けると思うかもしれません。

だからこそ補助線を引きましょう。補助線を引くことで仕上がりのバランスが良くなります。

早く書きたいとき以外は補助線を引きましょう。

奥行きの深さを決めて床と壁、天井の際を書く

次に奥行きの深さを決めて床、壁、天井の際を書いていきます。この写真は一度同じ深さで書いた例です。

なぜなら奥行きを最初に一ヶ所決めてあげないと規準が無くて書けないからです

例えば、奥行きに様々な深さがある場合、どれか1つが決まらないと他の奥行きとのバランスがとれないですよね?

基準があることで全体のバランスが良くなります。

そうなるとどうやって基準を決めれば良いのと思うかもしれません。

基準は端の部屋の奥行きをどれくらい見せるか、見せたい部屋はちゃんと壁、天井、床が見えてるのかを考慮して決めます。

コツとしては、見せたい部屋で奥行きを深くしすぎないことです。

基準を深くしてしまうと、部屋は壁一面しか見れなくなるのでその辺も考慮して決めましょう。

階段や家具を書く

その後、階段や家具を書いていきます。

なぜなら、家具や階段は壁と違って配置されてる場所が中途半端だからです。

家具から先に書いてしまうと遠近感が狂ったり、バランスがくずれていびつな家具になる傾向があります。

そういうと、家具から書いたっていびつにならないと思うかもしれません。

そう思う人はたぶん絵がそれなりにかけるので、家具から書いても問題無いです。

慣れないうちは壁から先に書き、壁を基準に家具の位置や階段の位置を決めましょう。

ちなみに上の画像は間違って家具より先に見えがかりから書いてしまいました。

ちなみに1Fの平面図はこんな感じです。

建築技術教育普及センター

見えがかり、床仕上げなどを書きペンいれ

最後に見えがかりや床仕上げなどを書きましょう。

なぜなら、家具を書いた後の方が書く量が減るからです。

具体的に考えてみると、窓を書いた後に窓の前にある椅子やテーブルを書いたら、窓がかぶってみえない部分は消しますよね?

残しておくと訳がわかんなくなっちゃいますから。なので、家具から先に書いた方が効率が良いのです。

そういうと、窓を先に書いた方が窓のバランスが良くなると思うかもしれません。

確かにその通りで、さきに窓などの見えがかりを書くとバランスが良くなります。

ですが、消す量も多くなり時間がかかります。

書くのに慣れていない人は、まずそれらしく書く方が大切です。

これは好みの問題ですが、見えがかりや床仕上げは最後に書くのがおすすめです。

もっとよく知りたい人はこういう本もおすすめです。

まとめ

この記事では、「パースの書き方がわからない、断面図を使っていい感じにできないの?」

こんな疑問にお答えしました。

もう一度おさらいすると、図面を書き、消失点を決めて、補助線を引き、奥行きの深さを決めたら家具を配置し、仕上げや見えがかりを書いたら出来上がりです。

この記事を参考に、良いパースライフをお過ごしください。

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