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BIMソフトのAutodesk社製BIM360でできること

2020/07/16

Revitを使っているんだけど、データも重いし、共同設計しているからデータのやり取りが大変。何かいい方法はないかな?

こんな疑問にお答えします。

ポイント

  1. BIM360がすべて解決してくれることがわかる
  2. BIM360で何ができるかがわかる

私のことを簡単に自己紹介すると、ゼネコンで10年ほど働いていて、一級建築士も持っています。

この記事はだいたい2分くらいで読めるので、サクッと見ていきましょう。

BIM360とは、クラウドでできるBIM

引用:Autodesk公式Youtube 以下特記なき限り同

BIM360(ビム・スリーシックスティー)とは何かというと、一言でいうならクラウドでできるBIMです。

例えるなら、BIM用のOneDriveであり、Google Driveであり、Dropboxのようなものというのがわかりやすいでしょう。

RevitのようなBIMソフトとは全くの別物で、Revitのオプションソフトのように考えるとわかりやすいかもしれません。

クラウドですから、ネット上で色々できるのが特徴です。

ポイント

  • パソコンが重くならない
  • パソコンでもスマホでもi-Padでも見れる
  • ライセンスが無い施主でも見れる
  • 複数人で同時に設計作業ができる
  • 躯体と配管などの干渉チェックもできる

パソコンが重くならない

これがすごいメリットなんですが、パソコンが重くならないのがいいですね。

なぜなら、クラウドにデータを無制限に(2020年7月現在)保存できるので、かなり重たいBIMデータがパソコンから消えるだけでもすっきりするからです。

とんでもなく重たいBIMデータを、これまた重たいBIMソフトで操作してるのは、かなりのストレスでしたが、このストレスが減ります

パソコンでもスマホでもi-Padでも見れる

クラウドで管理してるメリットですが、パソコンでもスマホでもi-Padでも端末に関わらず見れるのもまたメリットです。

なぜかというと、i-Padでプレゼンしたりするとき楽ちんですし、移動中に頭に入れておきたいという時にもスマホで見れるので重宝します。

ライセンスが無い施主でも見れる

これがまた地味に便利なんですが、ライセンスが無い施主や施工者も見れるんですね。

ネット上で見れるので、Revitのインストールも不要ですし直感的な操作で見れるので、対面で見せなくても施主が見たいところを勝手に見てくれます。

なので、合意形成の時間がかなり削減できますし、プレゼンのための資料を削減できるのが最高です。

複数人で同時に設計作業ができる

これはチームで設計している人にとって最高の機能でしょう。

なぜ最高なのかというと、後で何度も最新の設計データを重ね合わせてチェックするよりも、常に最新のデータで修正できるので、設計ミスが減ります

何回も最新のデータかチェックするの嫌ですよね?

最新のデータで設計したと思ったら、すぐに設計変更になって設計しなおして、結局ミスがでて自分のせいにされるは本当にツラいです。

それが無くなるので、本当におすすめです。

躯体と配管などの干渉チェックもできる

さらには、自動で躯体と配管の干渉チェックもしてくれる機能もあります。

これがまたBIMならではの便利な機能で、今まで目視で一つ一つ確認していたのを、干渉しているのか、離隔が少なすぎるかのチェックが自動で可能です。

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ここまで、BIM360のメリットについて一気にご説明してきました。

簡単にまとめるとこのようになります。

ポイント

  • パソコンが重くならない
  • パソコンでもスマホでもi-Padでも見れる
  • ライセンスが無い施主でも見れる
  • 複数人で同時に設計作業ができる
  • 躯体と配管などの干渉チェックもできる

もう最高のソフトなんですが、BIM360には種類があります。それをご紹介しましょう。

BIM360には種類がある

BIM360には種類が3つあります。

  • Docs ドックス
  • Design デザイン
  • Coordinate コーディネート

それぞれできることが違い、下の機能の一部から全部が使えます。

ポイント

  1. Administration → アカウントごとの閲覧権限などを管理する
  2. Project Home と Insight → ファイルを閲覧する
  3. Document Management(ドキュメント管理) → ファイルを保存、管理する。
  4. Design Collaboration(デザインコラボレーション) → 複数のRevitデータを重ねて表示する
  5. Revit Cloud Worksharing(ワークシェアリング) → 中央モデルを置き複数人で作業する
  6. Model Coordination(コーディネイト) → 躯体と配管などの干渉チェック
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閲覧や保存だけならBIM360 Docs(ドックス)

他社にデータを共有して見せたり、クラウドとしてデータを保存するだけなら、BIM360 Docsがおすすめです。

ポイント

  • 工程表や議事録も一緒に保存できる
  • 誰でもネットでBIMが見れる
  • 見たBIMの指摘もできる

工程表も議事録も一緒に保存できる

BIM360 Docsは、BIMデータだけでなく他の付随する工程表や議事録、費用の概算なども一緒に保存が可能です。

そのため、ファイル管理の手間が減ります。

さらに、バージョン管理も同じ名前でアップロードするだけでできるので、どれが最新版か悩むこともなくなるので控えめに言って最高ですね。

誰でもネットでBIMが見れる

Docsの機能2つ目は、誰でもネットでBIMが見れるという点です。

なぜなら、クラウドのデータでBIMが見れるので、操作方法も簡単で、感覚で見れるからです。

具体的に言うと、Revitのインストールをしていない人でも見れますし、CADの使い方がわからない人でも見れます。

プロジェクトの関係者は、施主、設計、施工、営業など、様々な人が絡みますが、誰かしらはCADが使えません。

そのため、見たい部分をPDFにしてメールで送付するというめんどくさい作業もカットできるので、かなりの時短です。

見たBIMの指摘もできる

BIM360 Docsはさらに、見た図面データに朱書きで指摘もできます。

チェックをする監理者にも、図面データの共有だけで十分なので、設計でBIMを導入する時の許可を得るのが簡単です。

しかも指摘事項の対応が終わったら完了チェックもできるので、指摘しっぱなしで忘れてたという事態も防げるでしょう。

細かいですが、指摘内容に対して、誰が、いつまでに何をするといったことも含められるので、とても便利です。

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複数人で作業するならBIM360 Design(デザイン)

複数人などのチームで作業することがあるなら、BIM360 Designがおすすめです。

ポイント

  • Docsでできることは全部できる
  • BIMを重ねてチェックできる
  • BIMを数人で同時に修正できる

Docsでできることは全部できる

まず、BIM360 Docsでできることは全部できます。

なぜなら、BIM360 DesignはBIM360 Docsの上位バージョンだからです。

じゃあ他にどんなことができるのかというと、

BIMを重ねてチェックできる

BIMを重ねてチェックすることができます。

これは非常に便利ですね。

今まではRevitのデータをメールで送付して、全てデータを入れてから重ね合わせてチェックするという苦行を行っていましたが、この機能でそれが一切不要になります。

ちょいちょいと操作してあげれば、さっと重ねることが可能です。

意匠設計、構造設計、設備設計、施工計画、それぞれでBIMを持ち寄って重ねれば、一目で問題ありそうな箇所がわかるでしょう。

BIMを数人で同時に修正できる

さらに最高に便利な機能が、BIMを数人で同時に修正できる点です。

なぜこれが最高に便利かというと、ほとんどの設計者はチームで設計をしているからです。

チームで同じデータを修正すれば、最新のデータがどれか探すこともありません。

それぞれ別のBIMで作成してから、後で重ね合わせて問題をチェックするというのが今までのやりかたでしたが、この方法だと一気に無駄な部分をカットできます。

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干渉チェックもするならBIM360 Coordinate(コーディネイト)

設計する規模が大きく、チェックする箇所が多い場合はBIM360 Coordinateがおすすめになります。

なぜかというと、躯体と配管などの干渉チェック機能がついているからです。

躯体、配管の干渉チェックが自動でできる

躯体と配管の干渉チェックが自動でできると、直すべき箇所が瞬時にわかるので、図面チェックの概念が変わります。

問題がありそうな部分はどこかな~なんて探す必要は全くありません。

すべてBIM360 Coordinateがやってくれます。

なので、設計作業に集中することができ、良い作品を作れるでしょう。

しかも、

Designでできることは全部できる

当たり前かもしれませんが、BIM360 Designでできることは全部できます。

ハードに設計をする人にはBIM360 Coordinateの1択です。

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BIM360を試しに使ってみるには?30日間無料

購入前提でも1ヶ月無料

下記のページより30日の無償体験版が申し込みできます。

良く分からない場合は、DesignにしておけばOKです。

Designを使って、干渉チェックもしたいとなればCoordinate、共同編集はやっぱりしないとなればDocsに変えましょう。

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ちなみに、より詳しく知りたい方は、活用方法の動画を公式が上げてるのでご覧ください。

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まとめ

この記事では、「Revitを使っているんだけど、データも重いし、共同設計しているからデータのやり取りが大変。何かいい方法はないかな?」

こんな疑問にお答えしました。

まとめると、BIM360 が最高なので、導入しましょう。

この記事を参考に、快適なBIM生活をお過ごしください。

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