立面図って木は描いた方がいいの?書き方もよくわからないから書けない。
こんな疑問にお答えします。
この記事を読むメリット
- 立面図の木の書き方がわかる
- 立面図に木を描いた方がいいのかがわかる
私のことを簡単に自己紹介すると、ゼネコンで10年ほど働いていて、一級建築士も持っています。
この記事はだいたい2分くらいで読めるので、サクッと見ていきましょう。
そもそも立面図の書き方がわからないという方は、こちらの記事を読んでください。
立面図の木の書き方
立面図の木の書き方は、大きな輪郭を最初に書き、少しずつ詳細に書いていくのが定番の方法です。
それでは、低木と高木に分けて、少し細かく例を見ていきましょう。
低木の書き方
低木の書き方の例として、3種類の木を例に紹介していきます。
ポイント
- ゴールドクレスト
- クルメツツジ
- イヌツゲ
この3種類の木を具体的な書き方を画像で紹介しましょう。
ゴールドクレスト
まずは樹木の形をとってください。
大まかな輪郭を最初にとります。
次に大まかな陰影をつけていきましょう。
全体の影のをざっくり取ることができると、より本物らしくなります。
最後に葉のタッチを書き込み、形を整えます。
輪郭を取って、影をとらえ、詳細を描くという手順で書くのがバランスよく書くコツです。
クルメツツジ
クルメツツジも同様に、最初は樹の固まりを整えます。
幹や枝もさくっと描いておきましょう。
次に、葉の動きを描き込みます。
葉の外形とうか、輪郭をとらえるように書くのがコツです。
最後に、葉のタッチを描き込み、形を整えましょう。
葉のタッチで木らしさを表現し、それから幹と枝を描くと、本物っぽく見えます。
イヌツゲ
例のごとく樹の固まりを整えます。
外形だけですから簡単ですね。
次に大まかな陰影をつけてください。
影をキレイに描けると、立体感がとても出ます。
最後に葉のタッチを描き込み、形を整えましょう。
陰影にそって葉のタッチを描く密度を変えると、よりよくなります。
高木の書き方
高木の書き方の例として、下の3種類の木を例に紹介していきます。
ポイント
- クスノキ
- ケヤキ
- トウカエデ
この3種類の木を具体的な書き方を画像で紹介しましょう。
高木も基本の書き方は低木と同じで、外形をとらえたら陰影をとらえ、詳細を描き込むという手順です。
クスノキ
最初は、大まかな葉の固まりをとらえていきます。
この辺は本当にざっくりで大丈夫です。
次に、葉のタッチを描き込んでいきましょう。
すこしだけ木の形が出てきましたね。
最後に細かいタッチと影を表現します。
影を付けると一気にクオリティがあがるので、全体の形が取れたら影を意識して書きましょう。
ケヤキ
ケヤキの場合も同様で、まずは樹形をとらえて全体の外形を描きます。
全然木っぽくない感じがしますが、書き足していけば木になっていきますので心配せずに書きましょう。
次に、枝と幹を描き込んでいきます。
枝が特徴的な木ですから、枝をキレイに表現できればほぼ完成です。
最後に葉を描き込みます。
大きな葉ではありませんから、枝が見える程度に描き込むとそれらしくなるでしょう。
トウカエデ
まずは、樹形をとらえて全体を把握しましょう。
何事も全体像を把握するほうが全体的に近くなります。
次に枝の動きをとらえて描き込みます。
枝の付き方を理解しておくと、どこに葉を描けば良いか迷いません。
最後に葉を描き込んでください。
枝に沿って葉を描き込むので、枝の完成度が全体の完成度に大きく影響します。
高木の書き方も低木同様3種類の木を例に説明しました。
復習すると、大きな形をとらえて影をよみとったら、少しずつ細かく書き込んでいく、という流れになります。
ですが、ここで大きな疑問があると思うのですが、そもそも立面図に木を描く必要があるのか、という疑問です。
立面図に木は書いたほうがかっこいいから書こう
立面図に木は描いた方が絶対によいです。
なぜなら、かっこいいから。
では、具体的にどう練習すれば良いのかというと、とにかく見本をみてたくさん書くことが大切です。
見本は写真でも本物の木でも、先人が描いた木の絵でもなんでも大丈夫です。
こまかい実例が知りたいという方は、「緑のプレゼンテーション」という本に、こまかく書き方が載っているので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
この記事では、「立面図って木は描いた方がいいの?書き方もよくわからないから書けない。」
こんな疑問にお答えしました。
まとめると、立面図に木があるとかっこいいので書きましょう。書き方は、全体をとらえて影をぼんやり把握したら、少しずつ細かく葉を描いていけばOKです。
この記事を参考に、立面図の完成度を上げましょう。