建築でCADを使うから勉強したいけど、何から始めればいいんだろう?
こんな疑問にお答えします。
この記事を読むメリット
- 建築のCAD初心者が最初にやるべき作業がわかる
- CADを学ぶのにおすすめの本がわかる
- CADを学ぶのにおすすめのセミナーがわかる
私のことを簡単に自己紹介すると、ゼネコンで10年ほど働いていて、一級建築士も持っています。
この記事はだいたい2分くらいで読めるので、サクッと見ていきましょう。
建築のCAD初心者が最初にやるべき作業
建築のCAD初心者が最初にやるべきことは3つです。
ポイント
- 建築のCADを買ってパソコンにインストール
- 既存の図面をCADで再現する
- わからない作業をセミナーや本で勉強する
とりあえずこの3つをすればなんとなくCADを使える気分になります。
建築のCADを買ってパソコンにインストール
まずは、CADを買ってパソコンにインストールしましょう。
理由は、当たり前かもしれませんがCADが無いとCADの練習すらできないからです。
CADはなんでもいいのかというと、働きたいところで使っているCADがいいでしょう。
良く分からなければとりあえずAutoCADかRevitを使えるようになってください。
AutoCADにはAutoCADとLTがありますが、LTの方が安くて機能が限定的です。詳しくはこちらの記事で解説しています。
AutoCADとAutoCADLTの選び方【違いは何?比較した】
RevitはBIMのソフトです。ArchiCADというのもBIMのソフトですが、Revitを使っている人が多い印象ですので、BIMを使えるようになりたいならとりあえずRevitを使えるといいでしょう。
こちらの記事でRevitとArchiCADを比較しているので、興味があれば読んでみてください。
【検証】BIMの人気ソフトRevitとArchiCADを比較
既存の図面をCADで再現する
次は、既存の図面をCADで再現してみましょう。
なぜなら、習うより慣れよという言葉がある通り、とりあえず操作してみた方が早いからです。
具体的には、既存の図面を写すことで、柱を書くときに矩形の使い方、壁を書くときの線の引き方、各所の寸法線の書き方などなど、図面の基本的なルールが学べます。
ですので、既存の図面をCADで再現しましょう。
そういうと、最初は本で操作方法を勉強した方が良いという人もいます。
本から勉強しなくていいの?
確かに本で勉強するのも良いでしょう。
ですが、あなたはCADの知識を得たいのではなくCADを操作できるようになりたいはずです。
CADを操作できるようになるには、操作の練習をするしかありません。
本でCADのことを勉強しても急にCADが操作できるようにはならないでしょう。
そのため、操作を習得するためにも既存の図面をCADで再現してください。
わからない作業をセミナーや本で勉強
とりあえず操作を始めると、わからない作業が出てきます。
わからない作業が出てきたときにはじめて、本やセミナーで勉強しましょう。
というのも、わからない作業が出てきてからの方が身になるからです。
わからない作業が出てから勉強した方が身になる
たとえば、ゲームをする時の攻略本を読むことを考えてみましょう。
攻略本をゲームを読む前に読んでも正直ほとんど覚えていないと思います。
ですが、ゲームで行き詰まった時に攻略本を読むと、明確に何をすれば良いかわかりますよね。
それと同じで、CADもわからない作業が出たときに自分で調べたりセミナーを受けたりすることで、何をどうすれば良いかがはっきりと理解できるのです。
ですので、わからない作業が出てきたらセミナーや本で勉強しましょう。
というわけで、ここまではCAD初心者が最初にやるべきことということで3つご紹介してきました。
もう一度復習しておくと、
ポイント
- 建築のCADを買ってパソコンにインストール
- 既存の図面をCADで再現する
- わからない作業をセミナーや本で勉強する
この3つを順番にやりましょう。
これを順番にやるとCADを学ぶセミナーや本が必要になります。
では、どんな本やセミナーを選べばいいのでしょうか。
CADを学ぶのにおすすめの本
ここではCADの使い方を学ぶのにおススメの本をいくつかご紹介します。
実践AutoCAD/AutoCAD LT 製図入門
AutoCAD全体の操作方法を網羅的に解説
この本は建築専門の本ではないので、AutoCAD全体の操作方法をわかりやすく解説してくれています。
JIS対応しているので、線の種類なども丁寧に説明されているので、図面のルールも学ぶことが可能です。
AutoCAD LTで学ぶ建築製図の基本
CADの使い方を建築製図を例に解説
建築製図を例にとっているので、CADの操作方法を平面図の書き方、断面図の書き方、立面図の書き方を例に学べます。
つまり、図面の書き方とCADの操作方法を同時に学べる便利な1冊です。
この本があれば一通りの建築製図に必要なCAD操作が全部学べるのでおすすめします。
ここまではCADを学ぶのにおススメの本をご紹介しました。
ここからはCAD向けのセミナーをご紹介します。
CADを学ぶのにおすすめのセミナー
CADを学ぶのにおススメのセミナーを紹介します。
正直言うと、有料のセミナーに行くならCADオペ用のスクールに少し通う方がコスパが良いと思っています。
なので、一応紹介しておきますが、セミナーは無料の方がいいと思います。
Autodesk公式AutoCADセミナー
無料登録でセミナーが見れる
公式なので安心ですね。無料なのもとても良いです。
どうも最近セミナーが見れないようです。2022/10/26追記
Autodesk 公式 AutoCADセミナーAutoCAD基礎セミナー
セミナー会社がきっちり教えてくれる
有料ですが、ちゃんと時間を取って教えてくれるセミナーもあります。
個人的には有料のセミナーにいくならCADオペスクールに通った方が良いと思っています。
CADを本格的に学びたいならCADオペスクールに通う
CADを本格的に学ぼうと思うならCAD通いましょう。
CADオペレータ向けに操作方法から便利なショートカット技まで教えてくれるので、結果的に時短になります。
月3000円から勉強できますし、オンラインでも学べます。
オンライン説明会や電話相談会は無料でしてもらえるので、とりあえず無料分は聞いてみるのをおすすめします。
AutoCADの単科講座や建築製図の基本講座など、自分に合いそうなものを相談して選んでください。
ヒューマンアカデミーのCAD講座まとめ
この記事では、「建築でCADを使うから勉強したいけど、何から始めればいいんだろう?」
こんな疑問にお答えしました。
まとめると、とりあえずCADを買ってパソコンにインストールし、操作してみましょう。操作してわからなかったら勉強をすると、コスパ良く学べます。
この記事を参考に、CADを操作できるようになりましょう。