こんな疑問にお答えします。
この記事を読むメリット
- 法規で解けるようになりたい計算問題が何かわかる
- 計算問題の出題のされ方がわかる
私のことを簡単に自己紹介すると、ゼネコンで10年ほど働いていて、一級建築士も持っています。
この記事はだいたい1分くらいで読めるので、サクッと見ていきましょう。
法規で解けるようになっておきたい3つの計算問題
法規で解けるようになっておきたい計算問題は3つあります。
容積率、建ぺい率、最高高さの3つです。
なぜなら、この3つは出題率が非常に高いからです。容積率にいたっては4年連続で出題されています。
それでは、3つの具体的な出題例について説明していきましょう。
容積率の計算問題【2019年の一級建築士で出題】
こちらは2019年に出題された容積率の過去問です。
容積率の問題は、この問題のように1つの敷地に対して複数の2つ以上の用途地域にまたがっている状態で出題されます。
2つの用途地域にまたがっているので、この問題だと商業地域の容積率と準住居地域の容積率を求めることで全体の容積率の計算が必要です。
容積率の計算後に延べ床面積を計算させる問題もちょくちょくでます。
具体的な計算手順は次のページで公開していますので、詳細な手順を知りたい方はチェックしてください。
建ぺい率の計算問題【2018年一級建築士の法規で出題】
こちらは2018年に出題された建ぺい率の過去問です。
建ぺい率の計算問題は、容積率の問題と同様に1つの敷地に対して複数の2つ以上の用途地域にまたがっている状態で出題されます。
2つの用途地域にまたがっているので、この問題だと全体の建ぺい率の計算を計算するために、商業地域の容積率と準住居地域の建ぺい率の計算が必要です。
防火地域とまたがっているかどうかも重要な要素になるので、よく出題されます。
容積率と建ぺい率を1つの問題で計算される例は珍しいですが、頻出問題なので両方解けるようになっておきたいですね。
具体的な計算の手順は次のページで公開しています。詳細を知りたい方はチェックしてください。
建物最高高さの計算問題【2019年一級建築士の法規で出題】
こちらは2019年に一級建築士の法規で出題された最高高さを求める問題です。
最高高さはこの問題のようにある点での最高高さがいくつかを出題されます。
最高高さを決定するには3つの高さを計算できないと求められません。
道路高さ制限・隣地高さの制限・北側高さ制限の3つです。
この3つの制限で一番厳しい制限の高さがA点で建築物を建てられる最高の他kさになります。
道路の大きさが変わったり、道路の向こうが川やがけだったりして計算が複雑になる問題もときどき出ます。
細かい計算のしかたは次の記事で解説してますので、ぜひご覧ください。
まとめ
この記事では、「 法規の計算問題って色々あるけど、実際一級建築士で出題される問題ってどんな問題なの? 」
こんな疑問にお答えしました。
まとめると、押さえておくべき計算問題は容積率・建ぺい率・最高高さの3つです。
この記事を参考に、素敵な法規の計算ライフをお過ごしください。