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構造の文章問題の解き方【一級建築士の学科対策】

2020/05/16

一級建築士の構造の文章問題って問題文を読んでも言ってることが良く分からない。頭に全然入ってこない。

こんな疑問にお答えします。

この記事を読むメリット

  • なぜ文章問題の意味がわからないかがわかる
  • 構造の文章問題の解き方がわかる

私のことを簡単に自己紹介すると、ゼネコンで10年ほど働いていて、一級建築士も持っています。

この記事はだいたい2分くらいで読めるので、サクッと見ていきましょう。

なぜ構造の文章問題はややこしいのか

そもそも、構造の文章問題ってややこしいですよね。

問題の出し方もいやらしいし、とにかくくどい。くどくて読みにくい。意味もわかったようなわかんないような、そんな出し方をされます。

これってちゃんと理由があるんですよ。

計算問題をムリに文章にしている

構造の文章問題って大きく分けると2種類あるんです。

計算問題を無理やり文章問題にしてるパターンと、過去問の同じ問題をムリに使いまわしているパターンがあります。

計算問題をムリに文章にしたら、なかなかに複雑になりますよ。

簡単な具体例な例を出すと、「お母さんは娘に1個りんごをあげました。娘はりんごを最初から2個もっていました。娘の持っているリンゴは何個でしょう。」

これは計算式でだすなら 1+2=3 ですよね?

50文字がたった5文字。計算問題だと1/10の量で済んでしまうんですね。

この文章量の違いこそが、文章問題を訳がわからなくさせているのです。

「そんな複雑なことしないで、普通に計算問題として出題すればいいじゃないか」って思うかもしれませんが、大人の事情で変えられないのでしょう。

長年このスタイルで出題されているわけですから、急に変えられたら対策する方も困ります。

という訳で、1つ目の理由は「計算問題をムリに文章にしている」からです。

では2つ目の理由を見てみましょう。

同じ問題を使いまわしている

そうなんです。同じ問題を何回も何回も使いまわしているのです。

ですが、同じ問題をそのまま出し続けるわけにもいかないので、言い回しを変えたり語尾を変えたりして、何度も同じ問題を使って試験問題にしてるんですね。

そのせいで、意味がわかりにくい文章ができあがってます。

なんで同じ問題を使わなければいけないの?

じゃあなんで同じ問題を使わなければいけないのかというと、構造は建築基準法などの法律をもとに出題されているので、新傾向が少ないんです。

新傾向の問題が少なければ、必然的に同じ問題を使うしかありません。

逆に考えると、同じ問題が言い回しを変えて何度も出題されるのですから、これほど対策しやすいことはないでしょう。

だって同じ問題をしっかりと理解しておけば、似たような問題が出題されるんですから、かなり解きやすいですね。

という訳で、2つ目の理由は「同じ問題を使いまわしている」からでした。

続いては文章問題の解き方を解説していきます。

文章問題の攻略方法は2種類

文章問題の解き方は主に2種類です。

公式を暗記確実に理解をする、の2つです。

そんなの当たり前だろって思うかもしれませんが、これがやはり大事。

順番に説明していきましょう。

数字などの大小問題の解き方は公式を暗記

「計算問題をムリに文章にしている問題がある」と、さきほど言いましたが、その問題はもともとは計算問題なので、公式を暗記していないと解けません。

例えば、

「地震地域係数Zが1.0、振動特性係数Rtが0.9、標準せんだん力係数C0が0.2のとき、建築物の地上部分の最下層における地震層せんだん力係数C1は0.18とすることができる」

という問題があります。

パッと見で訳がわかりませんが、これは典型的な「計算問題をムリに文章にしている問題」です。

ですので、公式を当てはめると解けます。

ここでは、Ci=Z×Rt×Ai×C0 という公式を覚えておいて、それぞれの値を代入すれば、簡単に解けますね。

こういう風に公式を覚えておけば解けますというと、「結局、計算できなきゃ解けないじゃないか」って言われるんです。

確かにその通りです。その通りなんですが、この計算って別に事前に練習しておかなくても解けますよね?

ですので結論は、公式を覚えておけば解けます

では2つ目の解き方「確実に理解をする」について説明していきます。

言い回しにまどわされない理解をしよう

言い回しが変わっても意味がわかるように理解をしていないといけません。

例えば先ほどの問題で言い回しが変わった例だと、

「建築物の固有周期が長い場合や地震地域係数Zが小さい場合には、地震層せんだん力係数Ciは、標準せんだん力係数C0より小さくなる場合がある」

といった問題があります。

ここでは、Ci=Z×Rt×Ai×C0 という公式を覚えていて、さらに理解しているかが問われている訳です。

これはRtが小さく場合とZが小さくなる場合で、CiはC0より小さくなるかという意味ですので、理解できますよね?。

このように聞かれれば、答えはYesで簡単です。

「こんなに訳がわからない問題ばかりなの?」と思うかもしれませんが、その通りです。

ストレートに表現された問題の方が少ないでしょう。

というわけで、言い回しが変わっても解けるように確実に理解してください

では、理解するためにはどうすれば良いのか。

結局は問題に慣れることが一番大切

結局は問題に慣れるのが一番簡単で確実な方法です。

では慣れるのに一番効率的な方法は何か。

過去問をひたすら解きましょう

結局それかよって思うかもしれませんが、なんだかんだ言って一番良い方法ですし、多くの人が結果を出してる方法です。

過去問を解かないで合格したって人の話聞いたことありますか?ないですよね?あっても一人か二人くらいだと思います。

理解するのと解けることは別です。

目的は問題を解けるようになることであって、理解することではありません。

理解してても問題を解けないのは無意味なので、問題が解けるようになっているかが大切です。

過去問を解いて文章問題に慣れましょう。

ここで注意点が一つあります。

計算問題を捨て文章問題で勝負はNG

計算問題を捨てて、文章問題で勝負するのはNGです。

なぜなら、計算問題を捨てると合格ラインに乗るのは限りなく難しいからです。

具体的な例を言うと、構造は8割で24点で計算問題が6問くらいです。

計算問題を0点とすると、文章問題が満点取れてはじめて、構造で取っておきたい点のボーダーラインになります。

一方で計算問題を捨てないで解くと、4問くらいはちゃんと勉強すれば解けます。

なので、文章問題で勝負していると、めちゃめちゃ難しい問題も100%解けないと勝負にすらならないのです。

という訳で、計算問題を捨てずに、文章問題もちゃんと解けるようになりましょう。

まとめ

この記事では、「一級建築士の構造の文章問題って問題文を読んでも言ってることが良く分からない。頭に全然入ってこない。」

こんな疑問にお答えしました。

まとめると、文章問題は言い回しを変えてもわかるように理解し、公式を暗記しておけば解けます。

この記事を参考に、快適な文章問題ライフをお過ごしください。

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