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二級建築士の製図を独学で合格するための勉強スケジュール

2020/07/20

二級建築士の製図を独学で合格したいんだけど、どんなスケジュールで勉強していけばいいのかわからない

こんな疑問にお答えします。

この記事を読むメリット

  1. 二級建築士の製図試験を独学で合格するためのスケジュールがわかる
  2. 合格までにこなさなければいけない量がわかる

私のことを簡単に自己紹介すると、ゼネコンで10年ほど働いていて、一級建築士も持っています。

この記事はだいたい2分くらいで読めるので、サクッと見ていきましょう。

製図に独学で合格するためのスケジュール

結論からいうと、1日に1枚製図を書いてください。それで合格できます

なぜなら、二級建築士の製図試験では、全部で50枚書けば合格できると言われているからです。

そんな無茶なこと言うなよ

と思うかもしれません。

実際そうで、1日1枚ずつ書いていくのはかなり大変です。

そうはいっても、感覚値としても最低30枚は書かないと合格は厳しいかな、という印象になります。

試験日は9月2週目あたりなので、約2か月の間に30枚、つまり2日に1枚ずつ書けば最低限は達成という目安でしょう。

1日1枚を目指してはじめて合格ライン

ですので、1日1枚を目標に書いていって、うまくいかない日もあるけど頑張れば、何とか2日に1枚は達成できるのかな、という感じです。

その製図ですが、分解すると、3つに分けられます。

製図の要素

  1. 作図
  2. エスキス
  3. 記述

の3つです。

この3つの複合されたものが製図試験ですので、それぞれが最低限のレベルに達していないと、合格とはなりません。

この3つは別々に練習した方が効率が良いでしょう。

なぜなら、それぞれが独立しており、エスキスの練習をしても記述はうまくならないからです。

分解して練習する方が効率が良い

例えば自転車を例に考えてみましょう。

自転車は、最初から乗れた人はほとんどいません。

最初は補助輪を付けて、足でペダルをこぐ練習をしていたはずです。

そのあとに、親が後ろから自転車を支えながら、バランスを取りながらこぐ練習をしていたのではないでしょうか?

自転車もペダルをこぐことと、バランスを取ることを分けて練習することで乗れるようになったのです。

製図も全く同じで、作図とエスキスは別々に練習をした方が効率が良くなります。

では、それぞれどのように合格ラインに持っていけば良いか見ていきましょう。

作図のスケジュール

作図の練習スケジュールは、毎日1枚必ず書くことになります。

なぜなら、書くことでしか上達しないからです。

作図の上達方法は作図をすること

例として、サッカーを考えてみましょう。

サッカーではパスやドリブル、シュートの主に3種類の練習をします。

このパス、ドリブル、シュートというのはそれぞれ独立しており、ドリブルの練習をしたからといってパスはうまくなりませんし、パスの練習をしてもシュートは上達しません。

ですので、パスはパスだけの練習をし、ドリブルはドリブルだけ、シュートはシュートだけで練習をして、初めて試合で使うことができます。

ここで大切なのは、シュートがうまくなるには、シュートの練習をする以外に方法は無いということです。

こう聞くと当たり前のように聞こえるのでなかなか気づけませんが、別のジャンルになると良く分からなくなってしまう人がたくさんいます。

つまり、作図を上達するには作図の練習をする以外に方法はないのです。

エスキスで考えたことを、何も考えずに書き起こせるぐらいになるまで、ひたすらにたくさんの量を書きましょう。

作図の練習で書く内容は、過去の試験の解答例を模写したりすればOKです。

二級建築士の製図の試験時間は5時間になります。作図は少なくとも3時間以内に終わらせられるようにしましょう。

作図の練習用製図用紙

練習用の製図用紙はネットで売っていますので、練習する時は買いましょう。

木造用とRC用で方眼のサイズが違うので、そこだけ注意してください。

エスキスの練習スケジュール

次にエスキスの練習スケジュールですが、最初の2週間でエスキスの基本手順を完全にたたきこみ、残りは週に2課題ほどのエスキス、最後の2週間で毎日エスキスをできるようになればOKです。

なぜかというと、最初のうちはエスキスのやり方に慣れていないので、どうしても時間がかかってしまうからです。

本当はエスキスも1日1枚としたいところですが、作図の量をこなすことによって、適切な寸法が頭にインプットされ、後半に行くにつれてエスキスが少しずつスムーズにできるようになります。

ですから、エスキスのトレーニングは模写で良いサンプルを頭に叩き込んでからの方が効率が良いです。

具体的にはどのようにエスキスの練習をすれば良いかというと、1つの課題に対してたくさんのエスキス例を考えます

複数プランを作れるようになろう

例えば階段を西にあるプランを最初に作ったら、階段が右にある場合はどのようなプランを作成できるのかを試したりする、ということです。

そうすることで、多角的に1つの課題を見られるようになりますし、これが短時間でできるようになれば、いくつものプランの中から最適なものを選んで作図することができます。

1つのプランだけで戦うよりも、良いプランになるのは当然でしょう。

違うプランを考えるだけなので、電車での通勤の時間や昼休みでも練習できるのが、この方法の強みです。

プランの練習におすすめの問題集

総合資格や日建学院の問題集が例年評判がいいのでおすすめです。

学校に通っている人は学校の課題をこなすだけで精一杯だと思うので、必要ありませんが、独学の人は必ず買っておきましょう。

要点記述のスケジュール

最後に要点記述のスケジュールですが、これは毎日少しずつ暗記すればOKです。

試験の日までに、出そうなお題を全部暗記し終わっていれば、どのタイミングでどのように勉強を始めても問題ありません。

なぜかというと、要点の記述は例年決まり切った問題しか出ませんので、そんなに考える必要はないでしょう。

たまに奇問がでますが、その時は他の受験者も同じように解けませんので、解答欄を自分の考えで埋めればOKです。

具体的には、動線計画や配置計画、環境負荷低減、2020年の試験であればバリアフリーやシェアハウスの計画の工夫、といった点がすらすらと書けるくらい暗記しておけば問題ありません。

まとめ

この記事では、「二級建築士の製図を独学で合格したいんだけど、どんなスケジュールで勉強していけばいいのかわからない」

こんな疑問にお答えしました。

まとめると、作図、エスキス、記述と分解して練習をし、1日1枚目標で作図をすれば合格します。

この記事を参考に、二級建築士試験を合格しましょう。

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