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一級建築士は独学は無理じゃない【向いてる人と向いてない人がいる】

2021/01/27

一級建築士って難しそうだし、独学ってやっぱり無理かな?学校通うのも高いからできれば独学したい

こんな疑問にお答えします。

この記事を読むメリット

  1. 学科試験の独学に向いている人がわかる
  2. 製図試験の独学に向いている人がわかる

私のことを簡単に自己紹介すると、ゼネコンで10年ほど働いていて、一級建築士も持っています。

この記事はだいたい2分くらいで読めるので、サクッと見ていきましょう。

一級建築士は独学で合格するのは無理じゃない

一級建築士を独学で合格するのは無理じゃありません。

なぜなら、私自身が学科試験は独学で合格しましたし、製図試験も独学でも合格できたと感じたからです。

周りの同僚も、学科試験は独学で合格している人がちらほらいます。

製図試験はやはり合格者は独学でもいけたと聞きました。

ですので、一級建築士を独学で合格するのは無理じゃありません。

独学には向き不向きがある

とはいえ、全員が独学で合格するのは無理があります。

独学には向き不向きがあるのです。

では、どんな人が独学に向いているのでしょうか。

こんな人が一級建築士の独学に向いてる

独学に向いている人を私なりに観察した結果、こんな人が向いているというのを感じました。

学科と製図に分けて、それぞれ解説していきましょう。

学科試験の独学に向いている人

学科試験の独学に向いている人は、以下の3つができる人です。

ポイント

  1. 自分で勉強のスケジュールを立てられる
  2. 自分で足りない知識を把握できる
  3. 一人で勉強できる

逆に言えば、この3つができないなら学校に行って、この3つを学校にやってもらう方が効率が良いでしょう。

それでは、順番に解説していきましょう。

自分で勉強のスケジュールを立てられる

まず1つ目は、自分で勉強のスケジュールを立てられることです。

なぜなら、独学では学校とは違いカリキュラムが用意されていないからです。

たとえば、資格学校では毎回とりあえず学校にいけばとくべき問題が用意されていて、行けばとりあえず授業を受けていればなんとかなります。

ですが、独学では自分でいつ何を勉強するのかを決めなくてはいけません。

そのため、自分で勉強のスケジュールを立てられることが必要です。

とりあえず勉強してればいんでしょ?

一方で、毎日とにかくできないことを勉強していれば合格するのではないか、という意見もあります。

確かにその意見も一理あります。ですが、トータルの勉強量が見えてないので、日々の勉強量が足りてるのかどうかの判断ができません。

そのため、空き時間を全部勉強に捧げると決めてる人以外は、スケジュールを立てる方が良いです。

ですので、やみくもに勉強してないで、スケジュールを立てて勉強できる人が独学に向いています。

自分で足りない知識を把握できる

2つ目は、自分で足りない知識を把握できることです。

なぜなら、できること勉強しても成長しないからです。

たとえば、何ができて何ができていないかを理解していない人は、すでに解ける問題を何回も解いて時間を無駄にしまうでしょう。

そうなると、試験までの時間が有限なので、勉強時間が足りなくなります。

それでは困ってしまいますよね。

ですので、自分で足りない知識がどこなのかを把握できる能力が必要です。

通学してても必要?

一方で、その能力は通学していても必要な能力なのでは?という意見もあります。

確かに必要な能力です。

しかし、通学している人は定期的に確認テストなどで苦手分野を勝手に分析してくれますので、それほど気にしなくても苦手分野を教えてもらえます。

ですので、独学の場合は、自分で足りない知識を把握するのか、どこかで模試を受けて苦手分野を把握する必要があります。

一人で勉強できる

3つ目は、一人で勉強できることです。

なぜなら、独学で勉強するということは勉強する仲間がいないからです。

たとえば、学校に通学している人は周りが勉強しているので、周りに流されても勉強することになるでしょう。

しかし、独学だと周りは勉強してない人ばかりなので、流されたら勉強できません。

ですので、一人で勉強できる能力が必要です。

一緒に受験する人がいたら大丈夫?

そういうと、一緒に受験する人と勉強すればいいじゃないか、という意見が出ることもあります。

確かに、一緒に受験する人と毎日勉強すれば一人で勉強できなくてもなんとかなるかもしれません。

ですが、毎日その人と同じスケジュールで仕事を終えて勉強することなど現実的にできるのでしょうか?

現実的ではないですよね。

そのため、独学で勉強するには一人で勉強できる能力が必要です。


ここまでは、学科試験の独学に向いている人はどんな能力が必要かというテーマで説明してきました。

再度確認すると、

ポイント

  1. 自分で勉強のスケジュールを立てられる
  2. 自分で足りない知識を把握できる
  3. 一人で勉強できる

この3つが必要です。

なお、独学におすすめのテキストや問題集はこちらの記事で紹介しています。良ければ見てみてください。

また、スマホのアプリやWEB講座で独学しようとしている人には、Studyingがおすすめです。

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より詳しくStudyingについて知りたい人はこちらの記事を読んでください。

製図試験の独学に向いている人

次に製図試験の独学に向いている人ですが、以下の2点がとても大切です。

ポイント

  1. 自分でできていない点を把握できる
  2. 具体的な改善案を考えられる

順番に解説していきましょう。

自分でできていない点を把握できる

製図を独学で勉強するのに向いてる1つ目は、自分でできていない点を把握できることです。

なぜなら、図面上で何が良くないかを判断できないと、直すことができないからです。

たとえば、リビングを北側に配置するのと南側に配置するのでどちらが良いかを判断できなければ、リビングを日の当たらない北側に配置してしまいます。

ですので、自分でできていない点を把握できることはとても大切です。

出来ないところ把握するには知識が必要

ですが、できていない点を理解できると言うのは、そもそも知識が必要です。

さきほどの例でいえば、リビングを南側に配置するのが良い、という知識がなければ、良いも悪いも判断できません。

これは、普段の業務や図面をたくさん見てきて、当たり前だよねというレベルの知識を体で覚えたり、用途毎の建物事例を研究するのが最短でしょう。

ですので、製図を独学で勉強するのには、自分でできていない点を把握できるだけの知識が必要です。

具体的な改善案を考えられる

2つ目は、具体的な改善案を考えられることです。

なぜなら、改善案なきダメ出しは無意味だからです。

たとえば、会議とかでこうしたらいいんじゃないですかって意見を言っている人に、いちゃもんだけつけて代替案出さない人っていますよね。

それってただ文句を言ってるだけで前に進まないので、文句があっても結局意見が出た案に決まります。

ですので、具体的な改善案をちゃんと考えられることが大切です。

エスキスが改善案を考える作業

一方で、そもそもエスキス自体が改善案を複数考えることだから、最初からできる必要はないのでは?という意見もあります。

確かにその通りで、後から練習すればすぐに鍛えられる能力です。

ですので、最初からできなくても大丈夫です。具体的な改善案を考えられるようになりましょう。


ここまでは、製図を独学で勉強するために必要なことについて説明してきました。

復習すると、

ポイント

  1. 自分でできていない点を把握できる
  2. 具体的な改善案を考えられる

この2点ができれば製図も独学で勉強できます。

なお、製図のWEB講座を比較した記事もありますので、良ければ見てみてください。




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まとめ

この記事では、「一級建築士って難しそうだし、独学ってやっぱり無理かな?学校通うのも高いからできれば独学したい」

こんな疑問にお答えしました。

まとめると、学科を独学で勉強するには以下の3つが必要です。

ポイント

  1. 自分で勉強のスケジュールを立てられる
  2. 自分で足りない知識を把握できる
  3. 一人で勉強できる

また、製図を独学で勉強するには以下の2つが必要になります。

ポイント

  1. 自分でできていない点を把握できる
  2. 具体的な改善案を考えられる

この記事を参考に、一級建築士を独学で取得しましょう。

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