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一級建築士の受験資格【学歴網羅】院卒、大卒、高卒、専門卒

2019/06/13

一級建築士の受験資格ってなんだか複雑で、どうなれば受験資格を得られるのか、パッと見でわからないですよね。

実は、一級建築士を受験するのには複数のルートがあるのが混乱の原因なのです。

なぜなら、様々な学歴の人が広く受験できるように考えられているからです。
ですが、様々なルートがあるがゆえに、結局どれが自分に該当するのかを見つけるのが大変です。

この記事では、一級建築士の学科試験を受験するには、どんなルートがあるかを高卒、大卒などの学歴別に書いてみたいと思います。

この記事を読むメリット

  • 学歴ごとの一級建築士の受験資格がわかる
  • どのルートで受験するのが最短かわかる
  • 一級建築士になるための将来設計ができる

それでは、ご覧ください。

一級建築士の学歴別受験資格

一級建築士の受験資格ってなんだか複雑で、どうなれば受験資格を得られるのか、パッと見でわからないですよね。

高校の時にちらっと調べた時もなんだかよくわからなくて、とりあえず建築系に進んでおけばなんとかなるだろうと思っていました。

そんな方に向けて、学歴別に受験資格とルートを整理してみました。

中卒、高卒、専門卒、大卒、院卒、そして建築系の学科ではないパターンに分けています。ご覧ください。

院卒の場合の受験ルート

院卒の場合の受験資格は3種類のルートがあります。

2年の実務、インターンを2単位取得して卒業後1年の実務、インターンを14単位取得の3つです。

  • ルート1 すぐ受験可能→2年の実務
  • ルート2 すぐ受験可能→インターンを4単位取得→1年の実務
  • ルート3 すぐ受験可能→インターンを14単位取得→建築士登録

インターンシップを4単位取得し、関連講義と合わせて15単位以上取得すると、1年の実務経験を短縮させることができます。

インターンシップの4単位は20日フルタイムでバイトするのと同じくらいの時間が必要です。

それに合わせて関連講義を15単位以上必要になるので、1年短縮させるだけでもかなりハードな生活になります。

2年の実務経験を短縮させるには、インターンシップを14単位、関連講義を合わせて30単位以上必要になります。

インターンシップの14単位は70日間フルタイムでバイトするのと同じくらいの時間が必要です。

関連講義も合わせると、毎日ボロボロになるほどハードな生活になります。

社会人の2年分を、学生をしながら追加するということなので、ハードさはなんとなく想像できるでしょうか。

大卒の場合の受験ルート

  • ルート1 大学卒業→すぐ受験可能→2年の実務
  • ルート2 3年制短大卒業→すぐ受験可能→3年の実務
  • ルート3 2年制短大→すぐ受験可能→4年の実務

大卒の場合の受験資格は実質1つのルートしかありません。

卒業するということです。実務経験は免許登録要件になったので、合格してからでもOKになりました。

大学の年数によって、必要な実務経験年数が変わります。通常の4年制大学であれば、2年の実務経験が必要になります。

3年制の短大であれば3年の実務経験、2年制の短大であれば4年の実務経験が必要です。

高卒の場合の受験ルート

  • ルート1 二級建築士すぐ受験→実務2年→二級建築士になる→4年の実務
  • ルート2 6年の実務→建築設備士→4年の実務

高卒の場合の受験資格は2つのルートがあります。

二級建築士を取得して一級建築士を目指すルートと、建築設備士を取得して一級建築士を目指すルートの2つです。

どちらのルートも数年の実務経験のあとに資格を取得し、その後4年の実務経験を経てはじめて一級建築士の受験資格が得られます。

二級建築士の受験資格には3年の実務経験、建築設備士の受験資格には6年の実務経験が必要です。

二級建築士のルートを選べば、最短で7年で一級建築士の受験ができます。

専門学校(高専など)の場合の受験ルート

  • ルート1 二級建築士すぐ受験→二級建築士になる→4年の実務
  • ルート2 すぐ受験可能→4年の実務

高専などの専門学校を卒業した場合の受験資格は、2つのルートがあります。

二級建築士を取得して一級建築士を目指すルートと、実務経験を経てそのまま一級建築士を目指すルートの2つです。

一級建築士を取得することだけを考えた場合、4年の実務経験があればいいので、実質ルートは1つです。

中卒の場合の受験ルート

  • ルート1 9年の実務→建築設備士→4年の実務
  • ルート2 7年の実務→二級建築士→4年の実務

中卒の場合の受験資格は、2つのルートがあります。

二級建築士を取得して一級建築士を目指すルートと、建築設備士を取得して一級建築士を目指すルートの2つです。

高卒の場合と同様で、どちらのルートも数年の実務経験のあとに資格を取得し、その後4年の実務経験を経てはじめて一級建築士の受験資格が得られます。

高卒の場合と違うのは、二級建築士の受験資格には7年の実務経験、建築設備士の受験資格には9年の実務経験が必要という点です。

二級建築士のルートを選べば、最短で11年で一級建築士の受験ができますので、最年少で26歳で取得できます。

建築系の学科ではない時の受験ルート

  • ルート1 9年の実務→建築設備士→4年の実務
  • ルート2 7年の実務→二級建築士→4年の実務

建築系の学科ではない時の受験ルートは、中卒の場合と同じで、二級建築士を取得して一級建築士を目指すルートと、建築設備士を取得して一級建築士を目指すルートの2つです。

二級建築士のルートを選べば、最短で11年で一級建築士の受験ができます。

例えば、22歳に転職して建築業界に入った方も、努力すれば33歳には一級建築士を取得できるということです。

様々な方にチャンスがあるというのは良いことですね。

受験資格の法改正後のルート【令和2年からはこちら】

建築技術教育普及センター

2018年の12月14日に公布された「建築士法の一部を改正する法律」により、実務経験がなくても受験できるようになります。

これが令和2年、つまり2020年の受験から適用されます。

院卒の方はすぐ受験可能で、在学中にも受験できるようになります。

大卒の方もすぐ受験可能です。実務経験は建築士試験の合格後でもOKになりました。

高卒の方は二級建築士がすぐ受験可能になり、二級建築士の免許登録後4年実務経験で受験できるようになります。

専門卒と中卒の場合は特に変化ありません。

受験できる時期が早まるのは、学生のうちに対策ができるので、忙しい建築系の働きマンにとっては助かりますね。

まとめ

この記事では、一級建築士の学科試験を受験するにはどんなルートがあるかを、高卒・大卒などの学歴別に書きました。

それぞれの学歴毎に、2、3のルートがあるので、どのルートで勉強していくか、しっかり検討しましょう。

将来の状況を想定できているほど、早めに行動できるので有利です。

この記事を参考にして、一級建築士を目指すための具体的な行動が取れるようになれば嬉しいです。

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