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コンクリート技士を一発合格する勉強方法【過去問やればOK】

2020/02/15

コンクリート技士を受験しなきゃいけないんだけど、どうすれば合格できるの?

会社に言われて受けてるだけだから良く分からないな

こんな疑問にお答えします。

この記事を読むメリット

  • コンクリート技士が何かわかる
  • コンクリート技士を取得するメリットがわかる
  • 一発合格の方法がわかる
  • おすすめの問題集・参考書がわかる

私のことを簡単に自己紹介すると、ゼネコンで10年ほど働いていて、一級建築士も持っています。

この記事はだいたい4分くらいで読めるので、サクッと見ていきましょう。

コンクリート技士とは

コンクリート技士とは、日本コンクリート工学会が認定している資格です。

生コンを扱う運転免許証のような資格であり、コンクリートの製造・施工などの技術面の信頼性を高める資格なので、一定のレベルの知識が必要です。

「コンクリート技士」は,コンクリートの製造,施工,配(調)合設計,試験,検査,管理および設計など,日常の技術的業務を実施する能力のある技術者とします。

日本コンクリート工学会

メーカー、プラント、施工管理、試験、検査、コンサルなど幅広い職種で取得されています。

上位資格としてコンクリート主任技師があります。

コンクリート技士を取るメリット【生コンを扱う運転免許】

コンクリート技士を取得するメリットは持っているだけで信頼されることです。

なぜかというと、コンクリート技士は生コンを扱う運転免許のようなものだからです。

例えば生コンのメーカーを選ぶ時に、営業の人が何の資格も持ってない人だったとしたら、客観的に見てその人がコンクリートに詳しいかどうか全くわからないですよね。

メーカーに働いているってことしかわからないのに、そのメーカーがどれほどコンクリートに詳しいかわかりません。

そんなところに発注するのはなかなか勇気がいることだと思います。

それが、コンクリート技士をもってますというと、ちゃんと資格も持ってて詳しい人なんだというのがわかります。

発注する時もコンクリート技士の資格を持ってるから発注しました、という理由にも使えるわけです。

よくある質問で

コンクリート技士って意味ないじゃないですか?

という疑問があると思います。意味ないという人は確かにいます。

ですが、それはその資格を持っている人が使いこなせていないだけです。

正直コンクリート技士を持ってすらいないプラント員なんて信用できません。

コンサルもわけわかんない横文字ばっかり使っててもコンクリートのことがわかってるか判断できません。

なので、信頼を得るためにもコンクリート技士は取りましょう。




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取得した方が良い職業はコンクリートを扱う全て【プラント、施工管理、試験】

では、コンクリート技士を取得した方が良い職業はどれかというと、コンクリートを扱う全ての職業です。

具体的には、プラント、施工管理、試験、検査、役所、メーカー、監理などです。

なぜかというと、製造・施工・検査・管理のそれぞれの分野で必要な知識を網羅しているのがコンクリート技士だからです。

たとえば工事がコンクリートのプラントを選ぶ時は、コンクリート技士の人数や主任技士の人数ももちろん見ます。

役所の人がB方式などでコンクリートの内容をチェックするのに、コンクリート技士の知識がなければ難しいでしょう。

このように様々な場面でコンクリート技士は活かされるのです。

よくある質問で

すべてと言っても少量しか使わないならいらないのでは?

という疑問があると思います。

確かにその通りで、全然コンクリートを使わないような部署や職業ならなくても良いと思います。

逆に言うと、良く使うところは持っていないと不利だとも考えられます。

ですが、一級建築士や技術士を取得していれば、コンクリート技士を持っていなくても十分な場合もあるので、コンクリートにどれだけ関わっているかが重要なポイントでしょう。

コンクリート技士の受験資格

コンクリート技士の受験資格は、一級資格(一級建築士、技術士、1級土木技術者、1級土木施工管理技士、1級建築施工管理技士)やRCCM、コンクリート診断士、コンクリート構造診断士の方は実務経験無しで受験できます。

学歴が無い方は実務経験3年、高卒以上でコンクリートの授業を受けた人は実務経験2年で受験できます。




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コンクリート技士の難易度【合格率と合格ラインはいくつ?】

コンクリート技士は正直難しくないです。

なぜなら、多くの人が勉強せずに受験しに来るからです。

合格率は30%程度で合格ラインは70点程度なのですが、私の周りの受験者の話を聞くと、勉強して受験した人の合格率は90%ほどです。

ですが、勉強せずに受験した人はほぼ例外なく落ちてます。

合格率は30%ほどとなっており低めなのですが、実は勉強せずに受験しに来ている人が結構な割合でいるとにらんでいます。

実際私が受験しに行ったときは、それなりに勉強して受験しにいきましたが、待ち時間に勉強していない人も結構いました。

なので、勉強すれば合格できる資格だと思っています。

よくある疑問として、

勉強すれば合格できるのになんで勉強しないのか?

という疑問があります。私も疑問です。

ですが、会社から受けろと言われて無理やり来てる人は、来てるだけで会社のいうことは満たしていますから、勉強していないのかもしれません。

そんな人が多いと思うと、ちゃんと努力したら合格できるなんてわかりやすい基準ですよね。

運転免許も努力すれば合格できますが、勉強しないと合格できません。生コンは生ものなのですから、ちゃんと扱うためにも勉強しましょう。

出題される問題の傾向と対策

コンクリート技士で出題される問題は2種類あります。4択問題と○×問題です。

問題の傾向は2つ【○×と四択問題が出る】

4択問題は例年40問出題されて配点が1問2点、○×問題が20問出題されて配点が1問1点の計100点です。

2019年度は4択が36問、○×問題が18問に減少しました。多少配点が変わってきているのかもしれませんが、4択と○×問題が出るということは変わりません。

ですので、しっかりと正しい答えを選べるようになりましょう。

ちなみに、2020年に限っては、コロナの影響で四択だけになりました。

対策は2つ【暗記と計算】用語を覚えること、計算ができること

4択と○×問題の対策は基本的に2つです。用語の暗記と計算ができることです。

なぜなら、用語の基本的な用語の出題が多く、計算も決まった計算問題しか出ないからです。

具体的には、計算問題だと粗粒率の計算の仕方や配合設計の方法が出題されます。

暗記問題は、フライアッシュセメントはどんな特徴があるのか、コンクリートの凝結が早くなるのはどんな時なのか、といった問題です。

用語はもう暗記する以外方法が無いのでめちゃくちゃ暗記しましょう。計算問題は、解き方が同じなので例題を暗記するまで解けばOKです。

そうなると

新傾向の問題はでないの?

という疑問があるでしょう。

結論を言うと、たまに出ますが無視してOKです。

なぜなら用語を覚えておけば解けますし、新傾向の計算問題が1問出たとしても他のところで点数を取れば合格できます。

新傾向がさっぱりわからなかったとしても、良く出題される場所を覚えておけば7割は取れますので、とにかく用語を暗記しましょう。

一発合格した勉強方法【テキストの暗記だけでは合格できません】

それでは、私がコンクリート技士に一発合格した勉強方法をここでご紹介します。

勉強した期間、時間

まず勉強した期間ですが、およそ3か月ほどです。勉強時間は、昼休みと仕事が終わってからの1時間ほどで計1時間半ほどです。

勉強できない日ももちろんあったので、それも含めると1日平均30分~1時間ほどかもしれません。

これでも試験当日に感じた感覚的には勉強しすぎでした。基礎知識が無い人は3か月前には勉強を開始した方が良いでしょう。

基礎知識が確実にあると自信を持って言える人は、1か月くらい前からの対策でも間に合います。

勉強方法は過去問だけでOK

勉強方法は過去問だけでOKです。なぜなら、過去問からほとんど出題されるからです。

私は5年分の過去問をとりあえず全部解いて、解けなかった問題だけ4回ほど解きなおしました。

まずはどんな問題が出題されるのか、自分の得意分野と苦手分野はどこなのかを把握するために、過去問を解きましょう。

その結果をふまえて、重点的に勉強すべき分野はどこなのか把握し、勉強すると良いです。

もともと解けない問題は覚えるのにそれなりに時間がかかるので、4回ほど解けばだいたい覚えられます。過去問をがつがつ解きましょう。

おすすめの参考書・問題集

それでは、私がおすすめする参考書や問題集をご紹介します。

私が使った過去問はこのシリーズ

過去問が5年もあり出題される範囲がカバーされている

用語の説明もしっかりとされており、解説もわかりやすく書かれているのでこれだけで正直十分だと思います。

図はあまり多くないですが、用語を覚えるのに図はあまり必要ないです。

分野別の問題を1度全部解いて、解けなかったところだけ何回か解けば対策は惜しまいです。

できないところがはっきりと出るので、残酷ですが合格には近づく問題集ですのでおすすめ。

図解テキストと過去問が合わさった見やすい問題集

図で解説が多くて見やすく理解しやすい

テキストと過去問が合体してるタイプで人気です。基礎知識が足りてない自覚がある人はこちらがおすすめです。

テキスト部分が図で解説されているのでイメージできて理解できます。

過去問は3年分とちょっと少なめですが、3周ほどちゃんととけば合格できます。

コンクリートがなんたるかすらわからない初心者は、これで基礎知識をつけておきましょう。

まとめ

この記事では、「コンクリート技士を受験しなきゃいけないんだけど、どうすれば合格できるの?会社に言われて受けてるだけだから良く分からない」

こんな疑問にお答えしました。

まとめると、過去問を解けば合格できます。

この記事を参考に、素敵なコンクリートライフをお過ごしください。

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