一級建築士の学科で施工ってあるけど、どうやって勉強すればいいの?工事のことは全然わからない…
こんな疑問にお答えします。
この記事を読むメリット
- 一級建築士の施工の勉強方法がわかる
- おすすめのテキストがわかる
私のことを簡単に自己紹介すると、ゼネコンで10年ほど働いていて、一級建築士も持っています。
この記事はだいたい2分くらいで読めるので、サクッと見ていきましょう。
一級建築士の施工の勉強方法
一級建築士の施工の勉強方法は以下の流れの通りです。
ポイント
- とりあえず1年分の過去問を解く
- 解いてわからなかったところの解説を熟読
- 解説でもわからなければテキストで理解
- 理解できたら再度解く
- 解けたら次の問題を解く
このような流れになります。
では、順番に説明してきましょう。
とりあえず1年分の過去問をとく
まずはとりあえず1年分の過去問を解いてください。
なぜかというと、過去問を解くことで何を理解して何を理解してないかを把握するためです。
何を理解していないかを把握しよう
たとえば、模擬試験って受験したことがある人はわかるかもしれませんが、模擬試験って受験すると苦手な分野を勝手に分析してくれます。
数学だったら統計が苦手だなとか、微分の基本がわかっていないとか、どのジャンルが解けていてどのジャンルが解けていないのかを模擬試験はしてくれるんです。
その苦手な分野の把握を、過去問を解くことで行ってください。
そういうと、苦手な分野の把握とかよりも、そもそも何もわからない、という意見が出ることがあります。
何もわからないなら、何がわかっているかを把握しよう
何もわからないなら何もわからないでOKです。
大切なのは、何がわかっていなくて何がわかっているのかを把握することですので、何もわかっていないなりに何ができるのかを理解しましょう。
というわけで、とりあえず1年分の過去問を解いてください。
まだ過去問を買ってない人はすぐに買いましょう。
解いてわからなかったところの解説を熟読
とりあえず1年分の過去問を解いたら、わからなかったところの解説を熟読しましょう。
解説のない過去問は無意味ですので、解説が薄い過去問は捨ててください。
では具体的にどこの解説を読めばよいのかというと、4択の問題全部の解説を読みましょう。
4択の全部の解説を読んで、なぜ解けなかったのか、何を理解できていなかったのか、何を知らなかったのかを把握してください。
愚直に解説を読んでいると、解説見てもいまいちわからないなぁという問題が出てきます。
その場合はどうすればよいのでしょうか?
解説でもわからなければテキストで理解
問題集の解説を読んでもわからなかったら、テキストを読んで理解してください。
なぜなら、テキストは解説の文章よりもしっかりと丁寧にわかりやすく書かれているからです。
解説の文章は短く簡潔に何がポイントなのかを書いてくれています。
そのため、まったく知識がないような状態だと訳が分からない、何を言っているかわからないという状況になることがあります。
そんな時、テキストで図解されていたり、わかりやすい文章で書かれているのを目にすれば理解できるでしょう。
テキストを見ても理解できなかったらどうすればいいの?
テキストを見ても理解できなかったら、とりあえず放置しましょう。
今はその問題を理解するタイミングではなかったということです。
わからなかったということを把握して、次に進んでください。
というわけで、解説を読んでもわからなければテキストで理解しましょう。
理解できたら再度解く
解説やテキストを読んで理解できたら、解けなかった問題を再度解いてください。
なぜかというと、解けるほどちゃんと理解できたのか、覚えるべきことを覚えられたのかを確認するためです。
たとえば、さっきまでまったく理解できていなかった人が4択の問題を2択に絞ることできれば、それだけでも理解が深まっていることがわかります。
再度解きなおすことで、ここがまだ理解できていなかったという点を見つめなおすことができ、さらに理解を深めることで可能です。
ですので、解説やテキストを読んで理解したら、解けない問題を再度解いて解けるか確認しましょう。
解けたら次の問題を解くという繰り返し
再度解いた問題が正解していたら、次の問題に進んでください。
なぜなら、解けていない人はわからない点が複数あるからです。
たとえば問題を解くとき、4択ですので3つまでわかっていれば答えを当てることができます。
しかし、2つまでしかわからなければ、2択にしか絞れないので正解するかは50%です。
本番で同じ問題が出たら確実に解けるようにしよう
そうなると、本番で同じ問題が出たときに確実に点数が取れるという状況ではありません。
ですので、再度解いた問題が正解できたら次の問題に進みましょう。
これを繰り返して、1年分の問題の復習が完了したら、その前年か翌年の過去問を1年分解いて、この勉強のループを回してください。
解いているうちに点数がどんどん伸びていくので、点数の伸びがそのまま勉強のモチベーションへと繋がります。
ここまでは、一級建築士の施工の勉強方法をどんな流れで勉強していけばいいのかを説明してきました。
復習すると、
ポイント
- とりあえず1年分の過去問を解く
- 解いてわからなかったところの解説を熟読
- 解説でもわからなければテキストで理解
- 理解できたら再度解く
- 解けたら次の問題を解く
という流れになります。
大切なのは、何が理解できてて何がわかっていないのかを把握することです。
わかっていないことがわかれば、わかっていない部分だけ勉強できるので効率よく勉強できます。
では、解説でもわからなかった場合にどんなテキストを使えばいいのかご紹介しましょう。
施工初心者の勉強におすすめするテキスト、本
一級建築士の施工の勉強初心者におすすめするテキストは施工がわかるイラスト建築生産入門です。
施工がわかるイラスト建築生産入門
工事のことが最高にわかりやすく解説されてる
この本はイラストで施工のことをわかりやすく表現されていて、工事初心者にうってつけの本です。
イラストで施工の手順、順番、流れがわかりやすく書かれていて、専門用語もなんとなくイメージできるのでおすすめします。
唯一のデメリットは、一級建築士の受験用のテキストではないので、詳しすぎるという点かもしれません。
とはいえ、一級建築士を取得したら施工のこともわかってないといけないので、手元に1冊置いておいて、困ったら見るという使い方もできます。
英語バージョンも出てるので、海外を意識してる人は英語バージョンも合わせて買うのもありです。
こっちは英語バージョン
まとめ
この記事では、「一級建築士の学科で施工ってあるけど、どうやって勉強すればいいの?工事のことは全然わからない…」
こんな疑問にお答えしました。
まとめると、施工の勉強の流れは次の通りにするといいでしょう。
ポイント
- とりあえず1年分の過去問を解く
- 解いてわからなかったところの解説を熟読
- 解説でもわからなければテキストで理解
- 理解できたら再度解く
- 解けたら次の問題を解く
この記事を参考に、一級建築士試験で施工を制覇してください。