どうも、きくりんです。
都内で一級建築士として働いている30代の男です。
こんなことがありました。
例のごとく、上司が言うわけです。
「一級建築士を絶対に取得しなさい」
毎年恒例のことなので、もはやみんなまともに聞いていません。
ですが、返事をしないと怒るので、
「今年こそ一級建築士を取得します」
と、とりあえず返すわけです。
ですが、結局みんな口だけで、一応勉強はするけど、本気で取得しようと思って勉強してる人はいません。
ここまではまあ、どこの職場でもある普通の光景だと思います。
そこで、自分のチームの後輩にだけ、こっそりと一級建築士の本当のメリットだと思ってる、自分の考えを伝えてみました。
そうしたら、結構食いついて勉強してくれて実際に合格したので、せっかくのなので共有しようと思います。
ポイント
- 一級建築士を取得するのは株式投資をするよりも割の良い投資
- 一級建築士の本当の価値は、自分が努力できる人間だと証明できること
言いたいことは言い終わったので、あとはざっくばらんに書いていきます。
誰も教えてくれない一級建築士を持つ本当のメリット
誰も教えてくれない一級建築士を持つ本当のメリットは2つあります。
- 一級建築士を取得するのは株式投資をするよりも圧倒的に割の良い投資
- 自分が努力できる人間だと簡単に証明できる
この2つです。
それ以外も、まあちゃんとメリットですが、正直誰でも考えればわかるでしょ、というような感じのメリットです。
ここで解説してますので、興味があれば覗いてみてください。
一級建築士って取る価値あるの?【意味はあるけど、コスパが大切】
順番に解説しましょう。
一級建築士を取得するのは株式投資よりも割の良い投資
正直、一級建築士って割の良い投資なんですよね。
たとえば、うちの会社だと一級建築士は管理職になる昇進条件になっています。
管理職になると、一応給料が上がります。
会社のブラック具合や、残業代がどれくらいもらえてたかで結構変わると思いますが、年収で100万くらい変わるとしましょう。
統計局のデータを見ると、管理職ごとで年収が100万ずつぐらい変わってるので、たぶん妥当な数字です。
一級建築士を取ったのが30才だとして、60歳に役職定年で退職すると、残りの会社員人生が30年くらいありますよね。
そうすると、一級建築士を持ってる人は係長になれるので、
30年✕100万円=3000万円
となり、少なくとも3000万円が生涯賃金で増えます。
もはや一級建築士を取得した瞬間に老後の2000万問題が解決です。
40歳で課長になったとしたら、
30年✕100万円+20年✕100万円=5000万円
となり、合計5000万円が生涯賃金で増えます。
50歳くらいで部長なんかに間違って出世してしまったら、プラス1000万円くらいなので、一級建築士を取らない人より6000万円ほど多く稼げる可能性があるんですね。
一方で一級建築士を持っていない人は、出世できないので給料は据え置きです。
そうなると、一級建築士は3000万円~6000万円くらいの価値になりうるんですね。
40歳に係長に昇進したとしても、残り20年あるので2000万円くらいの価値になるでしょう。
ちなみに、年間100万円を株式投資でゲットしようと思うと、利回り5%で運用しても2000万円の投資が必要になります。
30才で2000万投資するってことは8年くらいで2500万くらい貯めないと実現できません。
毎年320万ずつ貯金すれば8年で実現できますが、1年で320万の貯金って相当つらいです。
月27万貯金が必要なので、普通に働いてたら超大手以外はまず不可能でしょう。
2000万くらいが努力したらほぼ確実にもらえる投資ってすごい割が良い投資です。
副業で年間100万円稼ぐのもいいですが、常に稼ぎ続けないといけません。
しかし、一級建築士は1回とれば一生使えます。
割が良い投資だと思いますよ。
本当の価値は努力できる人間だと証明できること
一級建築士を取ることで得られる本当の価値の2つ目は、努力できる人間だと証明できることです。
これは正直ものすごい効果があります。
たとえば、自分の部下が新しく配属されたときに、一級建築士を持ってる人と持っていない人に与える業務は変えます。
なぜなら、基礎知識の量も違いますし、自分で勉強できるかどうかも違うからです。
なんでそう思うのかというと、一級建築士を取得するための状況が特殊だったからなんですね。
今は残業規制があるから、かなり平和な働き方になった人も多いと思いますが、一昔前の建設業は忙しすぎてゆっくり勉強する時間なんてありませんでした。
そんな中で一級建築士を取ろうと思うと、通勤時間や昼休みに勉強するしかありません。
スキマ時間で効率的に勉強する以外、まともに勉強時間を確保できなかったんですね。
そんな状況だったので、一級建築士を持ってる人はスキマ時間を勉強に当てて努力できる人間という印象があります。
昔はそんな状況でしたが、今はどうでしょうか?
現在でも残業時間は以下のグラフくらいはあります。
具体的にどれくらい残業しているのかというと、図のように入社したての25歳から29歳は月平均45時間ほど残業しています。
引用:一級建築士の合格率が低い理由【残業が多すぎるから】
これはどれくらいの残業時間かというと、1日あたり2時間以上毎日残業しているという計算です。
今でも2時間は毎日残業するのが普通ですね。
そうなると、仕事後に勉強時間を確保するのはなかなか難しいでしょう。
現在でも一級建築士を実際に取得できた人を見ていると、昼休みなどのスキマ時間に勉強していました。
一方で合格できなかった人は、誰も昼休みに勉強していません。
サンプル数が私の周りの数名だけなので、どれくらい他の職場にも応用が効くかわかりませんが、他の職場でもそんなに変わらないと思います。
つまり、一級建築士を持ってる人は、目標があるとちゃんとスキマ時間も使って勉強したり努力したりしてくれるんですね。
一方で、一級建築士を持っていない人は、なにか目標のある仕事を任せても、自分で勉強して調べたりする人が少ないです。
そんな傾向があるので、一級建築士を持ってる人と持ってない人は、明らかに区別されてるのを感じます。
一級建築士を持っていない人はいますぐ勉強を始めましょう。
まとめ
誰も教えてくれない一級建築士を持つ本当のメリットは2つあります。
- 一級建築士を取得するのは株式投資をするよりも圧倒的に割の良い投資
- 自分が努力できる人間だと簡単に証明できる
この2つです。
一級建築士を取れば生涯賃金で3000万くらい変わる可能性があります。
仕事の内容も教育方針も大きく変わり、面白くてやりがいのある仕事をまかされます。
一級建築士は早めにとっておきましょう。