広告 一級学科 一級建築士

構造の暗記の方法3種【一級建築士の学科対策】

2020/05/18

一級建築士で構造って暗記しにくくて困る。良い方法ないかな?

こんな疑問にお答えします。

この記事を読むメリット

  • 暗記の方法の種類がわかる
  • それぞれの暗記方法のメリットがわかる

私のことを簡単に自己紹介すると、ゼネコンで10年ほど働いていて、一級建築士も持っています。

この記事はだいたい2分くらいで読めるので、サクッと見ていきましょう。

構造の暗記の方法は3種類ある

結論から言うと、構造の暗記の方法は3種類あります。

語呂で暗記、ノートに書く、過去問を解くの3つです。

では順番に解説していきましょう。

語呂で暗記

語呂で暗記をする方法は、暗記が苦手な人にはとても向いています

なぜなら、大学受験などで使われる参考書にも語呂で暗記する本があるからです。

例えば、こちら

昔大ヒットした、古文単語を語呂で覚える参考書です。

このように語呂で覚える本が大ヒットするほど、語呂で暗記する方法というのは効果があります。

一方で、語呂で暗記できても問題を解けるようになるわけではありません

合格するためには、暗記とは別に問題演習も必ず必要になります。

あまりにも覚えられず、暗記特化で対策したい場合には語呂で暗記するのがおすすめです。

単純梁、集中荷重の語呂暗記例

令和元年度の一級建築士の構造の過去問 断面二次モーメントで解くA

具体的な例を言うと、上図のような単純梁の集中荷重の場合、たわみδとたわみ角θは

たわみ  δ=PL^3/48EI
たわみ角 θ=PL^2/16EI

となりますが、集中荷重の場合、δのPL^3/EIの部分とθのPL^2/EIの部分は共通なので、数字の部分だけ個別で覚えればOKになります。

例えばこれを語呂にすると、

単純酔っ払いは家に居ろ
単純梁48     16

となります。

単純梁、等分布荷重の語呂暗記例

単純梁の等分布荷重

上図のような単純梁の等分布荷重の場合、たわみδとたわみ角θは

たわみ  δ=5WL^4/384EI
たわみ角 θ=WL^3/24EI

となります。

等分布荷重の場合、δのWL^4/EIの部分とθのWL^3/EIの部分は共通なので、数字の部分だけ個別で覚えればOKです。

例えばこれを語呂にするなら

とうとう後だしさっぱりしたいから西日を浴びよう
等分布 5    384     24

といった感じでしょうか。

これは一例ですが、自分で覚えやすい語呂を考えると、より暗記しやすく、頭に残るのでおすすめです。

次に紹介するのはノートに書いて暗記する方法です。

ノートに書いて暗記

ノートに書いて暗記する方法は、暗記する時の時間が節約でき、覚えるべきものが整理されます

理由は、自分で覚えたいと思ったものをノートに書いて整理していくからです。

具体的にどんなふうにノートに書くのかというと、学校でノートを取っていたように、覚えるべきことを整理しながら書きます。

整理しながら書いていくので、覚えるべきことが一覧になり、後で見返しながら暗記をするのも楽です。

一方で、暗記するのが楽とはいっても、ノートを書くのにはそれなりの時間がかかります。

語呂で覚えるのと違うのは、響きや言葉で覚えるのか、書いて指などを動かすことで体で覚えるかの違いです。

体中のいろんな感覚を刺激すると覚えやすいので、口に出して書くと、暗記の効果もアップします。

次は、過去問を解いて暗記する方法です。

ひたすら過去問を解いて暗記

過去問を解きまくって覚える方法は、暗記しながら問題が解けるようになるのが最大のメリットです。

なぜ問題が解けるようになるのかというと、過去問自体を暗記もできてしまうからです。

過去問は過去の問題がそのまま出題されることもたくさんあります。

なので、過去問をそのまま覚えているだけで、内容を理解していなくても解ける問題がたくさんあるのです。

なので、過去問をひたすら解いて暗記していくのはおすすです。

しかし、

問題を覚えたり内容を覚えて結果が出るのに時間がかかってしまうんじゃないかな?

と思うかもしれません。

確かにその通りです。

語呂暗記のようにすぐ覚えられるという訳ではなく、何度も同じ問題解くことで問題と内容を理解していくので、とても時間がかかります。

ですが、どちらにせよ問題演習は必要なので、先に時間をかけるか、後で問題を解くのに時間をかけるかの違いでしかありません。

それでは、3種類の内どれがおすすめなのでしょうか。

おすすめは過去問を解いて暗記

私がおすすめするのは、過去問をひたすら解いて暗記する方法です。

なぜなら、この暗記方法が唯一得点に直結している暗記方法だからです。

具体的に言うと、過去問の出題率は75%ほどであり、過去問を完全にできるようになっていれば、24点ほどは確実に狙えます。

しかし、

さっき過去問を解いて暗記するのは時間がかかるといったじゃないか

と思うかもしれません。

確かに確実な方法なのですが、時間がかかってしまうので、時間がかかるのが嫌な人は、語呂で暗記するのをおすすめします。




【お知らせ】
きくりんが一級建築士の学び直しの教科書を出版することになりました。
あなたが苦労して勉強してきた一級建築士試験が、少しでも楽に勉強できるようになると嬉しいです。

早いのは語呂で暗記

語呂で暗記は、時間をかけたくない人におすすめです。

さきほども説明しましたが、語呂合わせで暗記するのは、暗記にかける時間が短くて済みます。

では具体的にどれを暗記すれば良いかというと、時間がないのですから、苦手分野だけに集中して語呂合わせを作ればOKです。

そうは言うけれど、確実なのは過去問を解いて暗記する方法なんでしょ?

と思う人もいると思います。

確かにそうなので、確実にいきたい人は過去問で、手早く暗記したい人は語呂合わせで暗記すれば良いでしょう。

それぞれの良い部分を掛け合わせて、ハイブリッドに使えばより効率的です。

まとめ

この記事では、「一級建築士で構造って暗記しにくくて困る。良い方法ないかな?」

こんな疑問にお答えしました。

まとめると、暗記方法は3種類あり、ゴロで暗記、ノートで整理、過去問を解くことで暗記の3種類があります。

この記事を参考に、暗記を使いこなしてください。

-一級学科, 一級建築士
-, , ,