こんな疑問にお答えします。
- 副業とバイトの違いがわかる
- 一級建築士向けのバイトがわかる
- 一級建築士向けの副業がわかる
私のことを簡単に自己紹介すると、ゼネコンで10年ほど働いていて、一級建築士も持っています。
この記事はだいたい4分くらいで読めるので、サクッと見ていきましょう。
本業以外で稼ぐには副業とバイトがある
さっそく本題ですが、本業以外で稼ぐ方法は、副業とバイトの2種類があります。
それぞれ特徴をご説明しましょう。
バイトは短期に稼げるが、時給で働く
バイトは時給で働くことになります。
時給で働くため、成果がどうであれ、働いた時間の分だけ収入になるのがメリットです。
例えば、本業では残業ができないから、夜の空き時間だけ働く、土日だけ働く、といったことができます。
短くても確実に収入が増えるので、すぐに始めやすいと言えるでしょう。
一方で、「せっかく社会人になったのにバイトはしたくない」と思う方もいるかもしれません。
そういった人は、バイトではなく副業をおすすめします。
副業は長期的に稼げるが、成果給
副業は、バイトとは違って基本的に成果給です。
なぜなら、自分で仕事を取ってきたり、自分で利益を出す仕組みを作る必要があるからです。
例えば、1記事2000円で書くという依頼をゲットしたら、記事を納品するまで報酬はもらえません。
記事を書くのに調査が必要だったり、記事を書くのに200時間くらいかかったとしても、記事を納品してもらえる報酬は2000円です。
一方で、まとまった時間が取れなくても、きちんと納品さえできれば報酬がもらえるため、隙間時間を有効活用できるのが副業とも言えます。
通勤時間や休憩時間のちょっとした空き時間にバイトをするのは無理ですが、少しずつ記事を書いておくことならできそうですよね?
なので、時間がとても自由な点も魅力です。
働き方しだいでは、1時間で1記事を仕上げれば時給2000円になるので、本業の時給を越えることもできるでしょう。
自由に時間を使って稼ぎたい人や、自分で仕事のコントロールをしたい人は、副業がおすすめです。
一級建築士におすすめのバイト
では、一級建築士におすすめのバイトはどんなものがあるのか。
3つご紹介しましょう。
専門学校講師
最初におすすめするのは、専門学校の講師です。
専門学校講師というのは、例えば日建学院、TAC、総合資格といった資格学校の講師や、建築専門学校の講師のことです。
なぜ専門学校の講師がおすすめかというと、理由は3つあります。
- 建築士が優遇される
- 予定がたてやすい
- 時給が高い
理由1:建築士が優遇される
第1の理由は、建築士が優遇されるからです。
専門学校の講師は建築士が優遇されます。
というのも、建築士を持っている人が教えるのと、無資格の人が教えるのでは、説得力がありえないほど違います。
なので、単純に応募した時に合格しやすいです。
また、すでに勉強したことを教えるため、教えるための予習が最低限で済みます。
実際に教えようとすると、思っていたよりも理解していなかったと気づくことも多く、自分の勉強にもなって一石二鳥です。
理由2:予定がたてやすい
第2の理由は、予定がたてやすいことです。
専門学校の講師の講師は、授業のコマが決まっているので、曜日や時間が固定されます。
学校の授業って時間割があって、何曜日のどの時間に何の授業があるか決まっていましたよね?
それと全く同じで時間割があるので、バイトの予定をしっかりと組み込みやすいですし、遊びやリフレッシュの時間なども予定に入れられるでしょう。
理由3:時給が高い
第3の理由は、時給が高いということです。
建築士を活かすことができるバイトですので、建築士だと時給が上がります。
だいたい時給2500円~5000円程度が相場でしょうか。
普通のバイトが時給1000円くらいだと考えると、破格の時給であることがわかります。
一方で注意点もあります。
それは、この高い時給には、授業のための予習の時間も含まれているということです。
予習無しに授業で教えることができるのは、ごくごく少数の天才です。
慣れるまでは、それなりに予習の時間が取られてしまうので、そういったデメリットも頭に入れておきましょう。
建築アドバイザー
2つ目のおすすめのバイトは、建築アドバイザーです。
建築アドバイザーとは、住宅展示場などで住宅を建てたいという人に対して、建築士としてアドバイスをする仕事です。
建築アドバイザーをおすすめする理由は3つあります。
- 日曜に集中している
- 給料が良い
- 限られた人しかできない
理由1:日曜に集中していて副業しやすい
理由1つ目は、建築アドバイザーの仕事が日曜に集中していて、本業との両立がしやすいという点です。
基本的に家を建てたいという人に相談するお仕事ですので、多くの人が休みである日曜や祝日がメインになります。
日曜や祝日に集中しているので、本業とかぶりにくく、日曜の暇な時間にバイトができるのは最高です。
平日の夜に残業の予定を気にしなくて良いのも、かなりのメリットでしょう。
建築士は残業の多い仕事でもありますから、残業のコントロールをするのが大変な人にもおすすめできます。
理由2:給料が良い
第2の理由は、給料が良い点です。
建築アドバイザーは、多くが日給の仕事ですが、2万~3万ほどが相場になります。
普通のバイトだと、日給1万程度が相場ですので、2倍~3倍も給料が良いです。
専門学校の講師と違い、前もって予習することも必要ありません。
ですが、自分自身の経験などから瞬時にアドバイスできないといけないので、アドバイス中はそれなりに頭を使います。
多くの相談は、内装・インテリアや設備に関することですので、商品知識が豊富に無いと少し大変かもしれません。
慣れるととても割の良いバイトですので、興味がある人はやってみましょう。
理由3:建築士とインテリアプランナーなど限られた人限定
理由3つ目は、限られた職種限定の仕事という点です。
建築アドバイザーは、だれでもできる仕事という訳ではありません。
一級建築士、二級建築士、インテリアコーディネーター、インテリアプランナー、といった資格が必要です。
そのため、競争が激しくなくバイトも受かりやすい傾向があります。
ある程度の信頼関係ができたら、継続して仕事ができますので、応募の手間も減りおすすめです。
CADオペ
3つ目のおすすめのバイトは、CADのオペレーターです。
理由は2つあります。
- 本業の知識をそのまま使える
- 建築士が優遇される
理由1:本業の知識をそのまま使える
CADのオペレーターは、本業で普段使っている、納まりなどの知識がそのまま使えます。
なので、普通のCADオペに比べてとても有利な立場になれます。
例えば、CADオペに指示を出すのも、「防火区画が納まるように調整しておいて」と一言で指示が済むのは、最高に楽ですよね?
一方で普通のCADオペに指示を出すときは、「ここの寸法を○○に書き直して」と細かな指示を出す必要があります。
これだけでも大きな差があるので、おすすめです。
なお、CADの操作自体に自信がない方は、CADオペの単科講座が月3000円ほどから受けれるので、それを受講して仕事を取るのも有です。
無料体験があるので、とりあえず無料体験してみてから考えるのも良いでしょう。
ヒューマンアカデミーのCAD講座理由2:建築士が優遇される
第2の理由は、建築士が優遇されるからです。
これまでご紹介してきたバイトは全てそうなのですが、建築が優遇されると、バイトの面接にめちゃくちゃ通りやすくなります。
なぜなら、資格があるだけである一定の能力があると認められるからです。
無資格の人を1度面接しただけで仕事ができるかどうか判断するのは難しいですよね?
一方で建築士の人は、あの試験を合格してるのだから、最低限の知識はそなわってると、間違いなく思います。
ですので、バイトの面接に受かりやすいのでおすすめです。
CADをどれを使えばわからない人は、こちらをご覧ください。
ここまでは、おすすめのバイトをご紹介してきました。
それでは、おすすめの副業をご紹介します。
一級建築士におすすめの副業
一級建築士におすすめの副業は3つあります。
- ライター
- 図面作成
- ブログ運営
の3つです。
順番にご説明します。
ライター
一つ目におすすめする副業は、ライターです。
理由は3つあります。
- 案件が獲得しやすい
- 記事単位で仕事量の調整が可能
- 副業初心者でもできる
理由1:案件が獲得しやすい
第1の理由は案件が獲得しやすいことです。
ライターの案件は世の中にとてつもない量が出回っています。
ですので、仕事を選ばなければいつでも受注可能です。
例えば、3000文字で1500円くらいの報酬の案件なんかは割とゴロゴロ転がっています。
具体的に言うと、ランサーズというサイトで見ると下の画像のように仕事が出てきます。
旅行の記事、観光の記事、はやりの記事などいろいろな依頼がありますね。
建築関係のライティングの仕事であれば、こんな感じです。
感覚的にはリフォーム系の記事依頼が少し多めでしょうか。
仕事を受注する目安としては、文字単価1円未満は記事執筆の労力と報酬が割に合いません。
ですので、報酬が安い案件は実績作りや慣れるために利用し、その実績をもとに高単価の仕事を狙っていくのがセオリーです。
理由2:記事単位で仕事量の調整が可能
第2の理由は、記事単位で仕事量の調整が可能だからです。
副業を行う場合注意しなければならないのが、本業との両立になります。
例えば、副業の納期を守るために徹夜して、本業に遅刻してしまう、といったことがあるとまずいですよね?
そういった意味でも、仕事の量を調整できるのがライターの良いところです。
理由3:副業初心者でもできる
第3の理由は、副業初心者でも簡単にできるからです。
なぜ副業初心者でもできるのかというと、文章を書いたことは誰でもあるからです。
小学校や中学校の頃に作文や読書感想文で文章を書きましたよね?
大学に通った人は小論文や論文を書いた人もいるでしょう。
このように、文章を書くという行為は、日常にありふれていることなので、誰でも書くことができます。
もちろん、上手な文章を書くには練習が必要ですが、まず副業を始めて見るという段階では、すぐにできそうなものの方がやりやすいでしょう。
心理的なハードルが下がるという意味でもおすすめです。
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図面作成
次におすすめする副業は、図面作成の副業です。
図面作成の副業とは、文字通り設計図を作成する副業になります。
図面作成をおすすめする理由は
- 建築士の資格、知識を活かせる
- 単価が高い
理由1:建築士の資格、知識を活かせる
第1の理由は、建築士の資格や知識を活かせるということです。
図面作成といっても、CADオペレーターとして図面を修正する作業、図面をチェックする作業、基本設計を行う作業、など様々な仕事に分割されて発注されています。
これを建築の経験や知識がない人が行うのはかなり厳しいでしょう。
ですので、この時点でできる人が限られます。
理由2:単価が高い
第2の理由は、単価が高いということです。
作業ができる人が限定されると、仕事の量とできる人の割合の問題で、単価が上がります。
少なくともライターの仕事よりは複雑ですし、高度な知識が必要なので、報酬が高いです。
以上の2つの理由から、図面作成の副業はおすすめです。
案件が豊富にあるランサーズへの登録はこちらからできます。↓
CADをパソコンに入れてない人は、こちらの記事を参考に導入しましょう。
それでは、3つ目のおすすめの副業をご紹介していきましょう。
ブログ運営
3つ目のおすすめの副業は、ブログ運営です。
理由は3つあります。
- 積み上げ型の副業
- 空き時間にできる
- 自分の知識が増える
理由1:積み上げ型の副業
第1の理由は、ブログが積み上げ型の副業という点です。
他の副業と大きく違っているのが、ブログは作業した結果がストックされていく副業になります。
どういうことかというと、たくさんの記事を作成すればするほど、記事がたくさん増えて、ブログの魅力がどんどん増えていくということです。
例えばライティングの仕事は、1つの記事を提出したら、1つの記事分の報酬がもらえますが、ブログはアクセス数などに応じて報酬が変わります。
ブログの記事数が増えるほどアクセス数が増えるため、記事の数が溜まっていくほど報酬を増やすことが可能です。
理由2:空き時間にできる
第2のおすすめする理由は、ブログは空き時間に出来るという点です。
図面作成と違い、通勤や昼休みの隙間時間に少しずつ書き進めることができます。
この点はライティングの仕事と同じですが、隙間に作業を進められるというだけで、驚くほど進捗が変わるのです。
あとでまとめてやると1時間かかる作業も、隙間時間だけで終わらせることもできます。
まさに、無駄な時間を副業に使えるという点で、ブログ最高です。
理由3:自分の知識が増える
第3の理由は、ブログを書くと自分の知識が増えるということです。
なぜ自分の知識が増えるのかというと、自分の頭の中にあるものを人に伝えようとすることで、わからない点が整理されるからです。
わからない点をはっきりとさせないとブログに書けないので、勉強します。
すると、ブログを書けば書くほど知識がしっかりと身に付き、しかも収入が入ってきて、さらに隙間時間でやれば影響も少ない、と一石何鳥かわからないくらいたくさんのメリットがあります。
ぜひ、ブログを始めましょう。
ただ一点、ブログのデメリットがあります。
それは、すぐには収入につながりにくいという点です。
ブログを収入に繋げるには、一般的には半年から1年はかかります。
長期的に忍耐強く作業ができる人には、最強の副業なので、ぜひ今から始めましょう。
まとめ
この記事では、「一級建築士向けの副業ってどんなのがあるんだろう?バイトでもいいからしてみたいな」
こんな疑問にお答えしました。
まとめると、副業のおすすめはライター、図面作成、ブログ運営の3つ、バイトのおすすめは専門学校講師、建築アドバイザー、CADオペの3つです。。
この記事を参考に、素敵な副業建築士ライフをお過ごしください。