BIMのソフトって色々あるけど違いがよくわからないな。とりあえず皆使ってるRevitとArchiCADって何が違うんだろ?
こんな疑問にお答えします。
この記事を読むメリット
- RevitとArchiCADの違いがわかる
- RevitとArchiCADのどちらがおすすめかがわかる
私のことを簡単に自己紹介すると、ゼネコンで10年ほど働いていて、一級建築士も持っています。
この記事はだいたい1分くらいで読めるので、サクッと見ていきましょう。
RevitとArchiCADの違い
RevitとArchiCADの違いは簡単に言うと3つ違いがあります。
違い
- 想定OSが違う
- 使いやすい設計が違う
- 値段が違う
想定OSが違う
ArchiCADとRevitでは向いているOSが違います。
WindowsならRevit
RevitはWindows向けに作られたBIMソフトです。
MACにも一応使えますが、別のアプリを通さないと使えません。
基本的に日本の企業であれば、ほとんどがWindowsを使っていますので、Windowsに対応しておけば実際問題無いです。
ですので、WindowsならRevitと覚えておけば良いでしょう。
MACならArchiCAD
ArchiCADはMACとWindowsのどちらも使えます。
ですが、RevitがMACで使うのがちょっと大変なので、MACはArchiCADと覚えておきましょう。
MACを使う会社は、小さな設計事務所や個人のアトリエなどが大半ですので、そちらではArchiCADの方が良いかもしれませんね。
使いやすい設計が違う
ArchiCADとRevitでは、使いやすい設計が違います。
アトリエ系意匠設計ならArchiCAD
アトリエ系の意匠設計はArchiCADが使いやすいでしょう。
なぜなら、曲線が書きやすいからです。
ですので、デザインを重視するようなアトリエ系の設計事務所で導入されています。
設備、構造と連携するならRevit
一方でRevitは設備や構造との連携に非常に優れたソフトになります。
なぜなら、BIMの中でも情報を連携するという機能に強みがあるからです。
具体的に言うと、ArchiCADでは単体では設備や構造の操作ができませんが、Revitは最初から操作できるツールが入っています。
そのため、構造と意匠と設備の情報を同時に載せて、設計初期の段階から検討することが可能です。
値段が違う
BIMソフト | 1か月 | 1年 | 本体価格 |
---|---|---|---|
Revit | ¥50,600 | ¥407,000 | ー |
Revit LT | ¥9,900 | ¥81,400 | ー |
ArchiCAD | ー | ー | ¥840,000 |
ArchiCAD Solo | ー | ー | ¥345,000 |
Revitは月間とか年間の契約ですが、ArchiCADは買い切りの本体価格になります。
気になっている方は、ArchiCAD Solo以外は体験版がありますので、操作してみるのが良いです。
実際に操作してみないとよくわかりませんから。
【結論】おすすめはRevit
いろいろRevitとArchiCADを比較してきましたが、結論を言うと、おすすめはRevitです。
Revit LTのお試し、購入はこちら Revitのお試し、購入はこちらなぜかというと、理由は2つあります。
- 設計はチームプレイ
- 会社はほぼWindows
設計はチームプレイ
意匠設計と設備設計、構造設計のチームワークで設計をまとめていきますので、連携が最高に大切になるでしょう。
なぜなら、連携が上手くいかなければ、設計がそもそも破綻してしまうからです。
たとえば、意匠設計者が構造的になりたたないような設計をして、構造設計者が成り立たせるために勝手に柱などを追加したら、どっちが正しい設計図なのか迷ってしまいますよね?
そうなると設計図として機能を果たせなくなってしまいます。
ですから、設計のチームプレイは最高に大切なのです。
会社のパソコンはほぼWindows
会社で支給されるパソコンがだいたいWindowsなので、MACに対応していなくても大体OKです。
ですから、Windowsでの使用をめちゃめちゃ想定しているRevitがおすすめになります。
なので、MAC派の人もWindowsの操作には慣れておきましょう。
Revit LTのお試し、購入はこちら Revitのお試し、購入はこちらまとめ
この記事では、「BIMのソフトって色々あるけど違いがよくわからないな。とりあえず皆使ってるRevitとArchiCADって何が違うんだろ?」
こんな疑問にお答えしました。
まとめると、RevitはWindows向けで設備構造などの連携に強く、ArchiCADはMAC向けでデザインに向いています。
おすすめは、チームプレイに強いRevitです。
この記事を参考に、BIMの導入を検討してください。