建築で海外で活躍していこうと思ったら、どんな資格をとっておけばいいんだろう?
こんな疑問にお答えします。
この記事を読むメリット
- 海外で活躍するために必要な資格がわかる
- なぜ海外で活躍するのに日本の資格が必要かがわかる
私のことを簡単に自己紹介すると、ゼネコンで10年ほど働いていて、一級建築士も持っています。
この記事はだいたい2分くらいで読めるので、サクッと見ていきましょう。
建築業界で海外で活躍したい人が取っておきたい資格5選
建築業界で海外で活躍していきたい人が取っておきたい資格は、次の5つです。
ポイント
- 一級建築士
- 一級建築施工管理技士
- 一級土木施工管理技士
- 各種設備施工管理技士(管工事、電気工事)
- 技術士(建設)
順番に説明していきましょう。
1位:一級建築士
まず第一に一級建築士は必ず取っておいたほうが良いです。
なぜなら、建築の知識を網羅的に学べる資格だからです。
具体的には、一級建築士では計画、環境、設備、法規、構造、施工、設計、製図と建築に関わる様々な知識を幅広く学ぶことできます。
ですので、海外で活躍するなら一級建築士は取っておきましょう。
2位:一級建築施工管理技士
次に、海外で活躍するために取っておきたい資格は、一級建築施工管理技士です。
理由は、海外では特に施工の知識がないと設計もできないからです。
たとえば、海外では言葉の壁があり、設計するときに施工のことをまともに相談するのもなかなかに難しいでしょう。
そうなると、施工の一般的な知識はすべてわかったうえで設計をする必要があります。
具体的には、これどうやって工事するの?というようなおさまりで設計をしてしまうと、打ち合わせもうまくいかずにプロジェクトが頓挫してしまいます。
そうならないためにも、一級建築施工管理技士の資格はぜひとも取っておきたい資格の一つです。
3位:一級土木施工管理技士
一級土木施工管理技士も合わせて取っておきたい資格の一つです。
なぜかというと、海外での仕事は日本の都市部の仕事と違って土木工事からスタートすることも多いからです。
具体的には、アメリカやヨーロッパなどの都会に建築する場合は、そのまま建築工事だけのことが多いのでそんなに問題にはなりません。
しかし、建物を新しく建てるということは、基本的に何もないところに建てることが多いので、道路も整備する必要があります。
そうなると、土木の知識があるというだけでとても重宝します。
ですので、一級土木施工管理技士も取得しておきたい資格です。
4位:各種設備施工管理技士(電気、管工事)
4位は各種設備系の施工管理技士です。
理由は、海外の設備業者のレベルと日本の設備業者のレベルが全然違うからです。
日本の設備業者は本当にハイレベルで、こちらが設備のことを全然知らなくてもいい感じにしてくれます。
ですが、海外だとしっかりと設備施工も考慮して設計をしないと工事が成立しません。
もちろん、海外の設備業者にも素晴らしい業者はいるでしょう。
それでも、日本の設備業者は仕事も丁寧で詳しいので、完全に仕事をおまかせにできます。
そうなると、海外に出て活躍しようと思うと、設備工事のことを知らないとまともに会話になりません。
ですから、一級電気工事施工管理技士や、管工事施工管理技士も同様に取得して設備の施工を理解しておくことはとても役に立ちます。
各種設備系の施工管理技士を取得するのはおすすめです。
5位:技術士(建設)
5位は建設の技術士です。
理由は土木の難関資格であり、土木の技術系資格ではトップといっても過言ではないからです。
具体的に言うと、日本で技術士を取得していれば土木の技術的な知識では世界トップレベルでしょう。
ですが、そこまで深い知識が必要かというと、必要な場合もあるけど常に必要なわけではないという点で、5位という順位にしました。
まとめ
この記事では、「建築で海外で活躍していこうと思ったら、どんな資格をとっておけばいいんだろう?」
こんな疑問にお答えしました。
まとめると、以下の5つの資格取得をおすすめします。
ポイント
- 一級建築士
- 一級建築施工管理技士
- 一級土木施工管理技士
- 各種設備施工管理技士(管工事、電気工事)
- 技術士(建設)
海外で活躍しようと思うと、建築の知識だけではなく土木や設備、施工の知識も網羅的に必要になります。
この記事を参考に、海外でも建築業界で活躍しましょう。