一級建築士

一級建築士の仕事内容【設計を超具体的に解説】

2020/09/12

一級建築士って良く聞くけど具体的にどんな仕事をしてるんだろう?仕事内容を知りたいな

こんな疑問にお答えします。

この記事を読むメリット

  1. 一級建築士の仕事内容が具体的にわかる
  2. 一級建築士の仕事がイメージできて、自分の働いている姿が思い描ける

私のことを簡単に自己紹介すると、ゼネコンで10年ほど働いていて、一級建築士も持っています。

この記事はだいたい2分くらいで読めるので、サクッと見ていきましょう。

一級建築士の仕事内容は設計と工事監理

一級建築士の仕事内容を大きくわけると、設計と工事監理の2つになります。

なぜこの2つが建築士の仕事かというと、建築士法という法律で建築士しかできませんよと決まっているからです。

一級建築士が設計するのは知っているよ

では、設計とは具体的にどんなことをするかわかっているでしょうか?

具体的に、と言われると図面を書くのかな?くらいにしかわからないですよね?

設計とは、具体的に何をする?

設計とは、具体的に言うと、以下にまとめられます。

設計を分割すると

  • 敷地を調べる
  • エスキス
  • 模型作成
  • 図面作成
  • パース作成
  • 建て主との打ち合わせ

他にも細かいことはたくさんありますが、大きく分類するとこんな感じです。

敷地を調べる:現地調査

設計する場合には、まず最初に敷地を調べます。

理由は、設計するには建物を建てる土地がどんな場所なのか、どんな形でどんなものが周りにあるのかを把握しなければできないからです。

具体例

例えば、実際に建物を建てる予定の土地に行って、電柱がどこにあるのか、目の前の道路はどんな大きさなのか、敷地の形状はどんな形なのか、周りの建物はどんなものがあるのか、などを調べます。

そういうと、設計をするたびに実際の土地を見に行くとかめんどくさい、という意見も出るでしょう。

私も設計課題を最初に行った時は、山奥の敷地を指定されて、行ける距離ではありませんでした。

しかし、最近は便利なグーグルマップがあるので、地図で周りの建物や敷地を調べたり、ストリートビューでどんな風に見えるのか確認したりすることができます。

詳細な設計に入る前の、大きな方向性を決める段階ではストリートビューでも十分でしょう。

詳細な設計をする段階では、専門の業者に頼んで測量します。

エスキス:間取りを考える

敷地を調べたら、エスキスをします

エスキスとは、簡単にいうと間取りや部屋の関連性などを、たくさんのパターン考えて、一番良さそうなものを選ぶ設計行為です。

エスキスのやり方はこちらで解説しています。興味があればのぞいてみてください。

では具体的にどんなことを考えるのかというと、駐車場や庭、建物の配置をどうしようとか、西側の景色がキレイだからリビングは西側に配置しようとか、そんなことを考えて設計案をまとめていきます。

模型作成:考えたものが実現可能か確認

エスキスでどんな建物にしようか決まったら、模型を作って、実現可能か確認します。

なぜなら、実際に建てることができるのか、イメージしたものと見え方が近いのか、などを模型を作ることで確認できるからです。

具体例

例えば、模型ですら作れないような形であれば、実際の建物として建てることはできないでしょう。

感覚としては、プラモデルを作ってるような感じです。大体バイトや新入社員にやらせます。外注することもありますね。

ですが、最初のうちは自分で実際に作った方が、どんな形になるのかイメージもしやすいですし、問題点もわかりやすいのでおすすめです。

図面作成:工事の金額を出せるように書く

模型で大きな問題がなさそうであれば、図面をしっかりと書いていきます。

理由は、工事をするとなったらどれくらいの価格になるかを確認するのに、図面が必要だからです。

実務では、実際に建築士が図面を直接書くということはあまりなく、エスキスで作成したスケッチを、CADオペという図面作成が得意な人に頼むことが多いでしょう。

なので、CADが操作できなくてもなんとかなります。

ですが、自分で操作できた方が、微調整や細かなデザインをする時には役に立ちます。

パース作成:施主プレゼン用にイメージを描く

図面を作成したら、パースを書きます。

パースとは、簡単にいうと立体的に描いたイメージ図で写真みたいに描いたものです。内装や外観を書くことが多いでしょう。

なぜパースを書くのかというと、図面では普通の人はイメージできないからです。

具体例

具体的に考えると、紙に書かれた平面図を見て、完成形や立体的に見ることができるのは、建築士でもある程度の経験が必要になります。

建築士ですら、平面図から立体的に見れない人がいるので、普通の人では立体的に見ることはまず不可能です。イメージなんてとてもできません。

ですから、3Dのパースを書くことで、内装のイメージはこんな感じ、外観はこんな感じ、というのをイメージしてもらい、イメージのすり合わせをします。

建築士は自分で書かずに外注する人が多いでしょう。書くのはかなり大変です。

建て主との打ち合わせ:要望をすり合わせ

概要情報を持って施主と打合せをします。

なぜかというと、使う人、住む人の意見をしっかりと聞かないと、使いにくい建物になってしまうからです。

具体例

例えば、自炊を全くしない人が建て主なのに、キッチンを充実させた戸建てなんか完全に無意味ですよね?

自炊をしない人ならば、キッチンは最小限のスペースにとどめて、趣味のスペースや書斎などを充実させた方が満足度の高い建物になるでしょう。

そのため、施主との打合せは最も重要で、何度も繰り返し打合せをすることになります。

ここまでは、設計とは具体的にどんなことをするのか、ということについて説明してきました。

それでは、工事監理とはいったい何をするのでしょうか?

工事監理とは、設計通りかチェックすること

工事監理とは、設計通りに建物が工事されているかチェックすることをです。

なぜ工事監理をするのかというと、素人の施主が見てもチェックしてもチェックするポイントもたくさんあり、チェックするのが非常に大変だからです。

建て主が自分でチェックするのは大変なので、専門家である建築士が図面通り作られているかをチェックします。

具体例

具体的に言うと、鉄筋が並んでいるだけでは一般の人では何をチェックすればいいかわからないですよね?

建築士であれば、鉄筋がちゃんと耐力を発揮する位置に配置されているかを確認できます。

このように、工事監理を行うことで工事のミスを防いだり、設計図通りでは工事ができなかった場所などを発見したりすることができます。

一級建築士の1日の流れ例

建築士の1日はほとんどが打合せメインになります。

なぜかというと、施主に決めてもらわなければできない工事、進めない設計がたくさんあるからです。

具体例

例えば、キッチンの種類を建築士が勝手に決めるわけにはいきませんし、最終的には施主のものとなるのでご自身で決めていただくしかないのです。

もちろん、建築士としてこれが良いと思うという提案を、予算や希望を聞いたうえで提案をします。

ですが、それでも種類をや色味を提案できたとしても、作ってからやっぱり違うとクレームにならないためにも、最終的には施主に決めてもらわなければいけません。

という訳で、1日の流れの例はこちらです。

一級建築士の1日の流れ例

  • 6時:起床、出社準備
  • 8時:出社、打合せ準備
  • 10時:施主と打合せ
  • 12時:お昼
  • 13時:施主との打合せでの問題点を解決、指示用スケッチ作成
  • 14時:作図業者へ指示
  • 15時:工事業者と図面打合せ
  • 17時:工事業者との問題点を解決、指示用スケッチ作成
  • 18時:作図業者へ指示
  • 19時:詳細設計
  • 21時:帰宅
  • 24時:就寝

こちらは1つの例ですので、毎日こんな感じでは無いですし、働く会社によって結構変わってきます。

例えば、工事が開始したら工事監理がこの中に入ってきますし、CADの作図業者がなければ自分で作図するしかありません。

一級建築士と二級建築士の違いや、年収、難易度、転職できるか、などが気になる方は、下の記事をよければ見てください。

まとめ

この記事では、「一級建築士って良く聞くけど具体的にどんな仕事をしてるんだろう?仕事内容を知りたいな」

こんな疑問にお答えしました。

まとめると、一級建築士の仕事内容は設計と工事監理で、設計は現地調査からエスキス、図面作成、打合せなどがあります。

工事監理とは、設計図通りに工事されているかをチェックすることです。

この記事を参考に、一級建築士についてより詳しく調べましょう。

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