一級建築士試験の法規で、法令集への書き込みっていいのかな?かんたんな書き込みはOKって聞くけど、実際どこまで書き込んでいいんだろう?
こんな疑問にお答えします。
ポイント
- 法令集の書き込みOK事例がわかる
- 法令集の書き込みNG事例がわかる
私のことを簡単に自己紹介すると、ゼネコンで10年ほど働いていて、一級建築士も持っています。
この記事はだいたい2分くらいで読めるので、サクッと見ていきましょう。
一級建築士試験で法令集の書き込みは簡単であればOK
一級建築士試験で法規に持ち込み可能な法令集の書き込みは、かんたんな書き込みであればOKです。
では、具体的にOKなのはどこまでで、NGとなるのはどこからなのでしょうか?
法令集への書き込みOKの事例から順番に見ていきましょう。
法令集の書き込みOK事例
法令集への書き込みOKな内容は、
ポイント
- 関連条文の指示、見出し
- アンダーライン
- ○、△、×の記号
この3種類です。
では、具体的な書き込みの事例を、持ち込み可能な法令集から見てみましょう。
これは書き込みOK
上の図のように、関連条文が何条で何ページに書いてあるかを書き込むのはOKです。
インデックスも見出しを書いて貼るのは認められています。
アンダーラインももちろんOKですし、〇△×といった記号も書き込みOKです。
ここまでが書き込みOKな事例です。
では、書き込みNGの事例を見てみましょう。
法令集の書き込みNG事例
一級建築士試験の法規で、持ち込みNGな書き込みは、
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- 図解
- 表の書き込み
- 計算式の書き込み
- 解説の書き込み
それぞれ順番に見ていきましょう。
NG事例1:図解
上の図のように、法令の内容を図でわかりやすく解説するような書き込みはNGです。
これだけ分かりやすく図解してあったら、簡単に問題解けちゃいますね。
このような図は頭の中に叩き込んでおきましょう。
NG事例2:表の書き込み
別表などを書き込むこともNGです。
法令の内容を分かりやすく表でまとめると、とても分かりやすく見やすくなります。
そうなると、書き込みのレベルで合否が決まってしまうので、理解度を問いたい建築士試験ではNGとしているのでしょう。
NG事例3:計算式の書き込み
わかりやすいように計算式を書き込むのもNGです。
別なページを見れば書いてあったりしますが、書いていいのは見出しやページまでです。
注釈として計算式を書いてしまったら、法令集を没収されてしまうので注意しましょう。
NG事例4:解説の書き込み
要点をまとめたりして解説を書き込むのもNGです。
文字だとわかりにくいので、わかりやすくしたい気持ちはわかりますが、それは自分のノートだけにしてください。
「政令で定めるもの」のように、ぼかして書いてあるものの内容を書き込むのもNGです。
いさぎよく別のページを見て確認しましょう。
法令集にNG書き込みをしてたらどうなるの?
一級建築士の試験で法令集へのNG書き込みがあった場合、試験官の対応は2つにわかれます。
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- 書き込みを消させる
- 法令集を没収
書き込みを消させる
簡単な書き込みで、すぐに消せそうな場合は、その場で書き込みを消すのを許可してもらえます。
消すだけでOKな場合は、やさしい試験官なのでラッキーです。
すぐに書き込みを消しましょう。
法令集を没収
書き込みが多かったり、消せなかったりする場合は、法令集が没収されます。
そうなると法規試験で法令集は使えません。
法令集を没収されるのだけは、なんとしても避けましょう。
没収されそうになったら、書き込みしてあるページを破り捨てたほうがましです。
ギリギリのラインで攻めるのは避け、安全な書き込みだけで勝負してください。
まとめ
この記事では、「一級建築士試験の法規で、法令集への書き込みっていいのかな?かんたんな書き込みはOKって聞くけど、実際どこまで書き込んでいいんだろう?」
こんな疑問にお答えしました。
まとめると、関連条文やページ数などは書き込みOKですが、図解、計算式、表、解説の書き込みはNGです。
この記事を参考に、一級建築士の学科試験で法規をしっかり得点しましょう。